2013年07月01日


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先週、6月24日(月)は愛犬ブラッキーの七回忌の命日でした。

そして昨日、6月30日(日)はブラッキーが眠る哲学堂動物霊園で

七回忌の法要として「放生会(ほうじょうえ)」に参列してきました。



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「放生会(ほうじょうえ)」は

生きとし生けるもの全てのものに仏が含まれているという仏教の教えのもと、

それらの全てのものを供養し、

自分たちが生かされていることに感謝するという法要です。



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塔婆を用意してもらいました。


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一周忌、三回忌とすべて塔婆を用意してもらい共同塚の横に立ててもらいましたが、

この日もたくさんの塔婆が立てられていました。



そしていつもそうですが、ここ共同塚はたくさんの花が供えられています。



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今でも覚えています。

ブラッキーの骨を骨壺から出して、この塚に手放したあの瞬間のこと。



次に生まれたとき、足が不自由にならないよう、

そう祈りを込めてすべての骨を塚の奥に手放したあの瞬間…。



もう、そろそろどこかで生まれ変わってますか?

もし、そうなら仔犬の頃のように、元気に走り回ってますか?



昨日は天気にも恵まれ雨も降らず、蒸し暑くもなく

ゆったりとした時間を過ごせました。

6年前、だらだらと汗を流しながら本堂でお経を聞いていたあの日が嘘のようです。



自宅に帰ってきてバルコニーで空を見上げたら

雲にブラッキーのシッポが…。



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ブラッキー、僕は今、君が元気に生まれ変わることを

強く強く、とても強く願っています。



そして、僕じゃなくても誰でもよいから

君のことが必要な誰かと出会って

あの頃、僕を幸せにしてくれたように

その人に笑顔を運んであげてください。



今、僕はここにいることに感謝しています。

いられることに強く感謝します。



ありがとうブラッキー。


2011年06月24日

ブラッキーの介護

今日は、ブラッキーの命日。

ブラッキーがいなくなって、もう4年です。

時がたつのは、速いのか遅いのか、よく判りません。

いつだって、あいつのことを思い出すと、今でも涙が出てくるし、

涙がこぼれないように空を見上げると、あいつの笑顔が浮かんできて

ついつい一人でニヤニヤ笑っている自分がいます。


朝、「晴れて良かった~」と奥さんが庭に出て、

満開に咲いているアナベルという種類の白紫陽花を切って遺影に飾りました。

アナベルという白い紫陽花をブラッキーの遺影に飾りました


僕は、数日前に取寄せたブタ耳をブラッキーに捧げました。

新しいブタ耳をブラッキーに!


そして、二代目の愛犬・小夏ちゃん(トイ・プードル)を連れて

三人でブラッキーの御墓に行ってきました。


今日も哲学堂の共同塚には花がたくさんあり、

飼い主さんの愛情が色とりどりに添えられていました。

僕らはブラッキーの笑顔を思い出して、ひまわりを持参。


手を合わせて話しかけると、やっぱり涙がでるんだよな。

涙がでるけど、いつだって話しかける言葉は「ありがとう」なんだよなー。

ありがとー、ブラッキー。


毎年6月24日は、どんなに忙しくても

ブラッキーに感謝をする日と決めているんです。

ありがとー!ブラッキー!

こっちは元気だよ。小夏も成犬になってきた!

(PS)

お前が好きだった、この大きなブタ耳、

来月からうちの通販「ぺったんPET」で買えるようにしたよ。

今までのように「探したけどなかった、ごめん」ということはないよ。

新鮮な大きなブタ耳、また用意するからな。

2011年05月25日

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昨日は先代犬ブラッキーの月命日でした。

あれからもう4年になろうとしています、、、。


我が家の庭には、当時ブラッキーが闘病生活で苦しんでいるとき

ひっそりとブラッキーを励ましてくれていた薔薇の花に感謝をこめて

ミニバラを増やし、ミミエデンを増やし、

そしてピエールなんとかという種類、、、、、、が増え、

どれもまだ小さいですが、様々な薔薇が彩を添えてくれています。


写真の左に写っているピンクの薔薇は、昨日咲いたミニバラ。

こうして庭の花を摘んで、ブラッキーの遺影に飾り、

毎朝、2代目の愛犬・小夏とともに家族で合掌して

「おはよー!ブラッキー!」と挨拶をしています。


毎年そうですが、来月の命日はブラッキーの元気な頃を思い出して、

静かに、静かに

ありがとうを伝えたいと思います。


こっちは元気だよ、ブラッキー!

2010年10月11日

2010年10月10日、17時頃。

ブラッキーのガールフレンドだったセアラちゃんが永眠したと、連絡を受けました。

享年14歳。

ブラッキーと2度、結婚(交配)をチャレンジさせてもらったセアラちゃん。

結果はうまくいかなかったけど、良い思い出です。


セアラちゃん、晩年は子宮がんが肺に転移して、

病院の酸素室にいても呼吸ができないほど苦しかったとのこと。

荼毘にふす前にもう一度最期に挨拶をしたい、

僕の我儘をきいてくださったご家族のみなさん、

今日の午前中、火葬場に行く前に、わざわざ車で我が家に立ち寄ってくださいました。

横顔は病気の苦しみから脱することができたからでしょうか、キレイな表情で

つややかな毛をなでてると、以前のように舌を出して笑いだしそうなくらい…。

白いユリの花束と、ブラッキーが若かった頃の写真をセアラちゃんの枕に添えて

お別れをしました。

ありがとう。ありがとうね、セアラちゃん。

向うに行ってブラッキーのだらしない姿を見かけたら、

あの頃のようにガツンと言ってやってネ(笑)。

本当にありがとう。合掌。

PS

若かったブラッキーとセアラちゃんのビデオをYouTubeにアップしました。

ブラッキー&セアラ

※BGM「サルトルと散歩道」/土井晴人

2008年06月24日

今日は6月24日(火)。愛犬ブラッキーの命日。

去年、荼毘に付した日に庭で咲いたバラが偶然、今朝、パッと一輪明るく咲いてくれました。
よーく見ると、このバラ、赤じゃなくてピンクだったのね~。

そう、去年6月27日「荼毘」のブログに『赤いバラ』と書いてしまってたけど、ピンクだったんです(笑)。

あれから1年経ちました。。。

寝たきりになったブラッキーが、ひとりでリビングにいても寂しくないようにと、ラジオをつけっぱなしにしたり、少しでも外を眺められるようにと窓のレースを下半分だけドレープのように広げていたあの頃。

必死だったな。生きるということに、一生懸命、対座していた。

ブラッキーはラジオを聞きながら、庭の四季折々の風景を見ながら、何を考えていたんだろう。
痛みを少しでも紛らわすことができたんだろうか。。

今日は、ひとつひとつ、ブラッキーが生きていた証をたどって、頭の中で小旅行をしています。

きっとピンクはさすがに失礼になるんだろうなぁー、と思いながらも、ブラッキーを励まし続けてくれてたバラと同じものを花屋さんで買って、中野の哲学堂へお墓参りに行きました。

それからしばらく庭でぼんやりして、少しだけ仕事のメールを片付けて、
そうだな、これから写真の整理をしようかと思います。

そういえば、近所のウエルシュ・コーギーのモモちゃん、
今朝も変わらず元気に家の前の遊歩道を散歩してたっけ。

最期にわざわざお別れを言いに来てくれたモモちゃん。
ちょっとオテンバだけど、飼い主想いのモモちゃん。

日常が目の前を過ぎていく中、
一年に一度くらいは、時間を止めて感謝の思いを巡らせる日があってもいいだろう。

2008年03月24日


今日、ブラッキーの月命日だったので、哲学堂動物霊園に墓参りに行ってきました。
花がいっぱいだったよ。
この共同塚に眠ってるペットたちは、本当に愛されてるんだなぁって思った。
ブラッキー、いっぱい、いっぱい、本当にありがとうな。



PS
白鳥座の再結成アンコールツアーとして廻った長崎、福岡、大分。
おかげさまで無事に終了しました。たくさんの方に来ていただき、感謝感激です。
ありがとうございました。

土井晴人

2007年08月11日



今日、8/11(土)はブラッキーの49日の忌日。
猛暑だったけど、家内と二人で午後からお寺に出かけました。

共同塚は木陰にあるおかげで
思ったよりも汗をかくことなく静かに合掌できました。

昨夜、お世話になった動物病院の先生や看護士さんたちと久しぶりにお会いして、元気だった頃の写真を見ていただきながら若かった頃の思い出を聞いていただきつつ、晩年、リハビリやメンテナンスで通院していたときにブラッキーに寄り添って心配してくれていたピコちゃんというトイプードルのエピソードなどを伺って、楽しいひと時を過ごしました。

そして49日のために、ステキなヒマワリのアレンジメントをいただきました。

ふと、先生が「ブラッキー、なんでいないんだろう。不思議だ」とおっしゃった言葉。

天国へ旅立ってから48日間、僕らは何度も泣いて、何度もうなだれて、それでも楽しかった頃を思い出していっぱい笑って、そしてなんだか少し強くなれた気がします。

ブラッキーがいないのは、次の人生を歩くため。
先生の言葉に即答できなかったけど、今日、お墓で合掌しているとき、そう強く感じました。

というのは、最近こんなメールをいただいたのです。

>「生も歓喜、死も歓喜」と仏法では説くと聞きます。
> また、死は一日の睡眠にもたとえられます。
> 一日働けば疲れる、翌日の力のための睡眠です。
> 同じように、長く生きていれば体も弱る・・・
> 次また元気に生きてくるための休憩が死ということだそうです。

僕はブッディストでもクリスチャンでもなく、むしろ宗教に関しては無節操な人間ですが、
この内容は、とても心の奥に沁みてきました。

死ぬということは、次の人生を歩くため。

蝉の鳴き声を背中で聞きながら、涙せずにお寺を立ち去ることができたとき、
僕はちょっとだけ、ブラッキーに自慢してやりたいと思いました。

2007年07月30日

7月29日(日)、中野区の哲学堂動物霊園で
ブラッキーの49日の法要をすませ、骨を共同墓地に埋葬しました。

あいにく天気予報があたり、午後はひどい雷雨。
出かけるときは車のワイパーも役に立たないほどの横殴りの雨でした。

そういえば、元気だった頃、雷がとても苦手だったブラッキー。
散歩の途中で雷が鳴るやいなや、いくら「大丈夫だよー」と叫んでも
一目散に家を目指して駆け出すほど。

「雷が鳴れば、出かけなくてすむからって、ブラッキーがそう思って雷を連れてきたのかも」

キッチンでつぶやいた家内。その声を背中で聞いた僕は
思わず骨壷に向かって「だめ!」と叱責。

「法要が終わって霊園に埋葬するときは、きっと晴れるから」

なんの根拠もなかったけれど、物事に流れがあるとすれば
ブラッキーの骨の埋葬は、何事にも誰にも邪魔されないはず。
そう信じてハンドルを握っているうち、だんだんと小雨模様になり、
法要が始まる頃にはすっかり晴れていました。

中学生の頃からブラッキーを散歩に連れて行ってくれていた近所のカナちゃんと3人で、
扇風機しかないお寺の本堂に座して、ありがたいお経と、心に沁みる住職さんの心優しい説法。

「因果関係は、世の中の摂理。原因があり、それに対する結果がある。
すなわち始まりがあれば、必ず終わりがあるということです。

ときには、人間、思ってもみない結果を経験することもある。
それは、何故かというと、原因と結果の間に、
人は縁というものに影響されて生きているからです」

そんな説法を聞いているうちに、僕はブラッキーと暮らし始めた15年前に、
こんな風に終わりが来るとは、ゆめゆめ考えていなかったと痛感しました。

そして、始まりと終わりの間、つまり一緒に過ごした15年と5ヶ月の間に
数え切れない縁が僕らに訪れ、何度も笑って、何度も涙して、喜怒哀楽をぜーんぶ咀嚼して
それらは全て、この終わりの瞬間をきちんと迎えるために
経験しなきゃいけない出来事だったのかもしれない、そんな風に考えました。

今、辛いのは、ここにブラッキーがいないからではなく
悲しいのは、もう、ブラッキーになにもしてやれないからではなく
淋しいのは、ブラッキーと呼んでも返事がないからではなく

ただただ、これから二度とブラッキーと一緒に楽しい時間を探すことができないコト。
合掌した手のひらに大粒の汗と涙がボロボロと滝のように落ちてきて
どうしようもなく情けない自分に自問自答した時間でした。

そして、法要が終わって夕暮れ。
共同の埋葬塚にブラッキーの骨を手放しました。

骨壷をひっくり返して何度も何度も壷の底についていた骨の粉を手ですくって塚に入れて、
天国では、けして体が不自由になることがないよう、ブラッキーのすべてを共同塚に埋葬しました。

実際の49日が8月11日。それまでに、死ぬという意味や理由、そして現実を
僕は、ゆっくりと対座して受け入れようと思います。

ブラッキーが天国へむかって走り出した今、
もう、僕も歩きださなきゃ。

2007年07月04日

ブラッキーが荼毘に付してから1週間。
これまで介護で費やしていた時間がぽっかり空いてしまいました。

油断するとついつい「ブラッキー!」と部屋の中で声を出している自分がいるので、
2日間仕事を休んでいた忙しさが今押し寄せてきて、かえってありがたいと感じる日々です。

今は、毎日、朝と夕方、
自力で歩行ができていた頃によく回った散歩コースを家内と歩いています。
どうしても、寝たきりのブラッキーの姿が印象強く
49日の法要までに、元気だった姿をしっかりと思い出してやりたいと思うのです。

ただ、無理に元気にならなきゃとか、無理に忘れなきゃとか、
そういったことはせず、ただただ自分の気持ちの赴くがままに
涙と笑顔のシンフォニーとでも申しましょうか
そう、ビートルズの「Let It Be」の歌詞のように

-- 困ったとき、マリア様がやってきて知恵をさずけてくださるんだ --
-- なるようになるさって --

こんな風に自分の気持ちをニュートラルなまま、泣いたり笑ったり、
誰かに迷惑をかけなきゃ、しばらくはそれでいいよね、と夫婦で話しています。

PS
たくさんのご声援やご心配のメールをいただきました。
心から感謝いたします。
大丈夫。きっとまだボクのペットロスは始まっていない気がします。

2007年06月27日

ブラッキー、昨日の朝、
中野の哲学堂で荼毘に付しました。

しめやかに厳かに、
そして思いっきり笑って家内と2人で見送ってやりました。

泣いても泣いても涙が溢れてくるので
ブラッキーがウチに思いとどまらないよう、早く天国に旅立つよう、
最期は「もう帰ってくるなよ!」と送ってあげました。

ブラッキーは本当に幸せな犬でした。
そしていっぱいの幸せを運んでくれました。

49日の法要で土に戻してやろうと思います。

PS
今日、仕事に復帰しました。
お昼休みにリビングに下りてきて、ブラッキーが寝ていた場所にブラッキーの目線でうつ伏せになって寝転がってみたら、庭にあるバラの鉢植えに一輪の赤い花が咲いていました。
昨日、ブラッキーを運びだすときはツボミだった赤いバラ。
そっとブラッキーを見送るように咲いてくれました。

2007年06月25日

突然ですが、昨日、6月24日(日)、午後12時32分。
ブラッキー、15歳+5ヶ月の寿命を全ういたしました。

あいにく僕は仕事で出かけていたので
最期は看取ってやることができませんでしたが、
家内に抱かれ、苦しむことなく永眠となりました。

急変に気付いた家内がタクシーで動物病院に駆け込んだところ
橋本先生、今井看護士さんをはじめ、みなさん、
午前の診察が終わっている時間にもかかわらず
精一杯最後の対応に努力してくださったのですが
病院に到着したときには、すでに心肺停止状態だったとのこと。

電話越しに様子を聞いた僕は
これ以上、無理にブラッキーを引き止めたくないからと、
蘇生をしてくださっている先生に
家内に抱かせてやって欲しいと頼み、そのまま安らかな時間を迎えました。

夕方、病院に迎えに行って半日ぶりに会ったブラッキーは
まるで、眠っているかのようで、
今井看護士さん、松永看護士さんにキレイにしてもらった体はシャンプーの良い香りがして
昨夜は、久しぶりに、家内と僕の間に入って3人で寝ました。

今日は、これから朝、仕事を休めない家内を見送り、
ゆっくり、2人きりでブラッキーと最後の時間を過ごそうと思います。

あっ、僕は、大丈夫です。
ブラッキーは、やっぱり僕のことを想ってくれてて、
僕の不安定な気持ちが落ち着いたタイミングを狙って天界に行きました。
そう、僕に後悔をさせないタイミングまで待ってくれました。

本当に感謝の愛犬です。

今日は涙の大雨注意報だけど傘はささない。
ブラッキーには、情けない姿も見せられるんです。

PS
6/15(金)に更新したトップページ、まだそのままの状態です。
このページのみならず、ホームページにはいっさい家内の写真を掲載したことがなかったのに、何故かこの日は家内に抱かれるブラッキーの写真を選んでいました。
僕がこの写真を選んだのも、虫の知らせだったのかもしれません。

たくさん、励ましのメールをいただきました。
みなさん、ありがとうございました。

落ち着いたら、また、ブログに何かカキコみしたいと思います。

2007年06月14日

今からちょうど1ヶ月前の5月15日。ブラッキーの左眼に穴が開いてしまいました。

朝からなんとなく様子がおかしく、何度も瞬きをしては目蓋をシバシバさせていたので、ゴミや雑菌などが入って炎症を起しているのかなぁーと思いつつ経過をみていたところ、しだいに眼の周りが腫れあがって真っ赤な状態に。そしてお昼を過ぎた頃には目蓋を開けられなくなってしまったのです。

急遽、午後の仕事を抜け出して橋本先生に診てもらったところ、角膜に穴が開いているとのこと。原因は老齢性による栄養不足だろうと。つまり、老化によって眼の毛細血管まで栄養が行き届かず穴が開いたのだろうとのことでした。

そして、それからパピテインとロメワンという2種類の点眼薬を毎日投与するものの、黄色い膿はとまらず、眼の中央が日増しに白く濁っていくばかり。あらためて再び病院に駆け込んだところ橋本先生はお休みで、一緒にブラッキーを担当してくださっている重山先生が診てくださいました。(重山先生は眼が専門)

重山先生によると、ブラッキー自身の治癒力が弱っていることから今点眼している薬が効かないのだろうと。そこで、トプラシンという点眼薬を1種類増やして、さらにブラッキーの血液から血清を採取して、それら4種類を点眼していくことに。

なんとか元のキレイな瞳に戻してやりたい、体を動かせないブラッキーからこれ以上自由を奪わないでくれ!と心の中で叫びながら、毎日2時間おきに4種類を点眼する日々。

血清は治癒力をサポートするまさにナチュラルドラッグで、添加物や保存料はいっさい入っていないので、要冷蔵保存。1.5~3ccの量を3~4日程度で使い切ることが鉄則。各点眼薬は続けざまに投与しては意味がなく、薬が浸透するまで最低でも5分かかるそうで、キッチンタイマーで5分をセットしながら、ピッピッピッと音が鳴ると次の点眼へと進みつつ、そんなこんなで4種類を投与し続けたのです。(順番はランダムでも良いと聞いていたのですが、どれを挿したかわからなくなるので、冷蔵庫に手づくりの点眼メモを貼っておきました)

それから毎週預かっていただくメンテ&定期健診で経過観察していただいたところ、ゆっくりではあるけど少しずつ良くなっているとのこと。

「白目から眼の中央に向かって毛細血管が伸びてるのが分かりますか?これ、治そう治そうと細胞ががんばっている姿なんです」先生がそう教えてくれたとき、ブラッキー自身ががんばっているんだ、生きようとしてるんだと胸が熱くなってしまいました。

そして、現在、眼帯をしたブラッキー。先週6月14日から目蓋を閉じたままにして、目蓋の裏の細胞にも応援してもらって、さらに治癒力を高めようという作戦です。

上下の目蓋を糸で縫って細いプラスチックの筒で眼を閉じた状態をキープ。点眼薬は血清とトプラシンの2種類に減らして眼帯の隙間から投与。肝臓に腫瘍があり、肝機能が低下しているブラッキーにはステロイド系の強い薬は選べない、そう判断いただいた治療法です。(後で聞いたのですが、眼が白濁色になっていったのは、眼が溶けていたとのこと。。。)

ところが一昨日の夜、横に添い寝をしてやると、僕の首にアゴをのっけて遊んできたブラッキー。これが楽しくてしょーがないようで、とても嬉しそうな表情で何度も何度もアゴをのっけてくるものだから、ついつい30分ほどされるがままにしていたら、気付けばほどけた左眼の眼帯・・・。眼を、左眼を、開けながら笑っているではないか。。。

「少なくとも10日間は、眼帯生活。がんばりましょう」そうおっしゃった先生の言葉を胸にかかえて、昨日、再び病院に駆け込んで、新しい眼帯を施してもらいました。

「でも、6日くらいしか経ってないのに、確実に良くなってますね。眼帯効果があってよかったです」

そうおっしゃっていただき、ほっと胸をなでおろしたのでした。

そして、今日もこれから日帰り入院をしているブラッキーを迎えにいくところ。
しばらくは、アゴをのっける遊びはタブーだね、ブラッキー。

PS
犬の雑誌「WAN」7月号のコーギー特集で、ブラッキーの介護生活が紹介されました。(6/14発売=2007年7月号)→こちら

2007年06月13日

首の筋力が低下したことで、自力でフードを食べられなくなってしまったブラッキー。しばらくは後ろから抱きかかえて食器を口元に運んで食べさせていたけれど、今はそれもできなくなってしまいました。(抱きかかえながら食餌が終わるまでの30~40分、ずっとブラッキーを支えていなければならなかったのでかなりの重労働でした)

今は、今井さんに教えてもらったやり方で、フードをある程度ふやかして注射器で与えるように。

リビングのテーブルに毛布を敷いて、枕元にはふやかしたフードだけでは食べないのでヒルズの療養食の「a/d」という缶詰フードと水用タッパ。そして薬を飲ませるときに使うヨーグルト。

注射器は、先端をカッターで切って、切り口をライターであぶってピストンが抜け出ないようにしたものを使います。

口にフードを入れるタイミングが合わないときや、ヘンなところに入ったときはフードを逆噴射するブラッキー。ペッという音とともに枕元や床まで飛んでいくフードたち。。。
缶詰をつけているから吐き出したときに手元はもちろん、周りがベトベトに汚れるので口元に置いた小型シートを何度か取り替えながら食餌をさせるんです。

で、油断すると、オシリからツーと下痢のウンチとか血がたらーっとでてくるので(泣)、ときには上下ダブルでシートを取り替えての食餌タイム。。

ときおり、別の注射器で水を飲ませるものの調子が悪いときはゴクリと飲み込まずに口の横から水がそのまま流れ出ることもあって、、。

そんなこんなで我が家は現在、口元にあてがうティッシュペーパーと小型のペットシートと新聞紙が大量消費状態。

あっ、新聞紙は逆噴射に勢いがあるとき床まで飛んでいくので敷いているんです。。。

PS
なんとか体重をキープしつつ、現在13.6kg。
逆噴射が激しくなると、キレそうになる飼い主ですが(泣)、食餌は元気の素。完全な流動食で流し込む給餌にいつかなるだろうと不安をかかえつつ、あと、どれくらいブラッキーにこういったきちんとした食餌を与えてやれるか判らないかも、、そう思うとこれは貴重な時間だと感じるようになりました。
今日も完食バンザイ!

2007年06月12日

熱くなったり涼しくなったりと、季節が不安定なGWの頃、急変する気候に体がついていけず、ブラッキーは軽い熱中症になってしまいました。
給水器を何度も口元に運び、水分補給を試みるものの、水を飲むチカラもなくなって、ただただぐったりしている状態。あわてて動物病院にかけこんで点滴をしてもらったほどでした。

ペットシートはオシッコの粗相やヨダレは吸水してくれるものの、通気性にとぼしく、というか、かえって密閉されているからブラッキーにとっては暑くてしょうがなかったのかもしれません。

そこで、ペットシートに代わってブラッキーが涼しく眠れるものはないかと思い、WEBで「ハンモック」とか「メッシュ」というキーワードで探したところ、犬用のメッシュベッドをみつけました。さっそく通販でLLサイズを購入して使ってみたところ、これがスグレモノ。

ベッドが床より少し高くなっているので扇風機の風を下から感じることができるし、弾力性があるから重心が左に傾いている体もある程度クッションとなって、上半身がひっくりかえることもなくなりました。

ヨダレが落ちてきても大丈夫のようにメッシュベッドの下に、中型サイズのシートを敷いて、下半身には小型シートを体の下に置いて衛生管理。

ヨダレはメッシュの隙間を通してある程度は落ちてくれるものの、シートにはカナワナイのがタマに傷。ときどきメッシュの穴が泡立て器となってホイップ状の唾液が下のシートに溜まることも。。

でも、このメッシュベッドを使うようになって体調が安定してきたブラッキー。
エアコンで室内を20℃に調整しつつ(20℃くらいぢゃないと、暑がるんです)、枕元に置いた小型扇風機から風を感じて、それでもハァハァ暑がるときは、今井看護士さんに教えてもらったやり方で、脚の付け根やお腹にスポーツ用の冷却剤を短時間あてて冷やしてやる。それは2時間ごとに2Fのオフィスから1Fのリビングに降りてメンテナンスしなければならないけれど、15歳の老犬が夏を乗りきるためには飼い主がガンバラネバ。

PS
にしても、休日、リビングで一緒に過ごすとき、さすがに室温が20℃だと、飼い主たちがキツイ。。。。
先週の日曜日はソファーに横になって毛布をはおりながら「パイレーツ・オブ・カリビアン」のDVDを見てました(笑)。おいおい。

あっ、メッシュベッドの下にある小さいカーペットは、飼い主たちが添い寝をするためのものです。

2007年06月11日

ブラッキーの介護でペットシートとトイレットペーパーとウエットティッシュは3点セットの必需品です。
朝、昼、夕、夜と、1日4回、定期的な排泄介護は、まずは排便から。
スーパーで冷凍品などを入れる薄手のピニール袋を使うのですが、新品のビニール袋を内外ひっくりかえして(内面が真空なので、衛生的に安心なのでひっくりかえす)まずは右手を入れます。そしてひとさし指を立ててオリーブオイルを指先につけてブラッキーの肛門に挿入。

「ブラッキー、だすよー」と声をかけながら、奥にある便を掻き出すのですが、ブラッキーの場合、直腸憩室という病気を持っているので、掻き出したウ○チが肛門の入口付近にある憩室(ポケットのような袋)に残ることがしばしば。最後にそのウ○チたちを取り出すために右回りでひとさし指を2回転。

ただ、直腸は傷つきやすく出血することが頻繁です。介護を始めた頃は、その出血にビビって橋本先生に慌てて問い合わせたところ、出血が止まらないときは心配だけど、そうでないときは直腸の粘膜は回復力も高いので、さほど心配はないとのこと。
これは致し方ないことと毎回出血するたびにトイレットペーパーでオシリを拭いて、ウエットティッシュで最後の仕上げ。

それでも、奥に残っていたウ○チたちが、1日4回の介護の隙間をねらって憩室に民族大移動をしてくるものだから、ブラッキーを体位変換したときなど、肛門から血が混ざったウ○チが顔を出してくるんです(泣)。

なので、ペットシートは重ね敷き。

具体的に言うと、以下の3つの組み合わせ。

・ウルトラワイド型(W90×D120cm)
(↑これはなかなか店頭でみつけられず、コジマさんやユニディさんなど大きなお店で購入してます)

・中型サイズ(W60×D90cm)
(↑一般的にショップで一番デカイやつ)

・小型サイズ(W45×D34cm)
(↑小型犬でよく使うトイレシート)

まずは、床にクッションとなる毛布などを敷いて、その上にウルトラワイド型(W90×D120cm)を1枚敷きます。

排泄以外にも、首を動かすたびにヨダレがでて口元がすぐに汚れるので、これを敷くだけだと取替えにタイヘンだし、不経済なので、ヨダレ対策として中型サイズ(W60×D90cm)を敷きます。

ヨダレで汚れたら中型サイズの汚れた箇所を折りたたんで上に移動すれば、このシートがだいたい2日くらいもつのですが、オシッコ&便のおもらしで下も汚れるので小型サイズ(W45×D34cm)を下半身にあてがって、下の汚れがついたら小型シートだけをとりかえてやる。

体調によって下痢ぎみなときは、小型サイズ(W45×D34cm)を2~3枚敷いておくと、汚れたらすぐに取り替えてやることができて便利です。

あと、水を自力で飲めないので、背中から抱きかかえて給水器を口元まで運んでやるのですが、飼い主に似て、かなりせっかちがゆえに飲みながら水をこぼしまくるので小型サイズのシートをヨダレ掛けのように前脚の上に置いて、体とその下のシートが濡れないようにしてやるのです。

2007年06月10日

S字に変形してしまったブラッキーの体。思えば去年の夏頃から体がこのカタチになっていた・・・。
原因は、あくまでも憶測だが、動きづらくなった右の前脚をかばって(痛いのだろうか)、重心を左に少しずつかけるようになり、体重が左にかかり続けたことで徐々に背骨が変形してしまったようだ。

S字の体は、普通に伏せをしている状態だとバランスがとれず(すでに胸の筋肉もほとんど無い状態)、上半身だけ体がねじれて左側に倒れてしまうから(下半身は完全麻痺)、なんとか状態をキープするためにバスタオルをタテ長にまるめて左脇に入れる。

それでもまだ元気な頃は、動きたくて動きたくてしょうがなくて、首を右に向けてあばれまくって、よくひっくり返っていた(笑)。その姿が苦しそうで、ねじれたまま長時間放っておくともっと骨が変形してしまうから、何度も何度もタオルを丸めなおしてバランスをとるようにしていた。

病院では、今井看護士さんが大きめのバスタオルをまるめて胸の下に敷き、左右両端をさらにくるめて土台をつくり、上半身が安定するようにと、いろいろ工夫してくださっていたものの、病院では優等生のブラッキー、同じように自宅でやってみたが、両端の堤防はすぐに決壊。。。

うーん困ったと、ディスカウントショップで形状記憶型の枕やクッションを何種類か買ってきてブラッキーの胸にあてがってみたが、高さが合わなかったり、形がうまくはまらなかったり、いくらなんでも座椅子は買うなよーというものまで持ち帰ってきて、どれもが無駄な産物となってしまった。
しょうがないので、そのうちの一つ、クマのプーさんのイラストが入った黄色いピロー枕はウンコを排泄するときの僕の座布団で利用中。

それから我が家には、バイキンマンやアンパンマンの縫ぐるみも登場したが、なぜかゴマちゃんは「色が白いから汚れやすいので」という理由でまだ購入にいたらない。

そして今は、以前より暴れなくなったブラッキー。いや、以前のように暴れることができなくなったブラッキーは、バスタオルを左脇にかかえて日がな一日寝て過ごしています。ふぅー。

PS
ときおり下痢をするので病院に連れていくときは紙パンツをしています。
先日、病院のエレベータで抱っこしていたとき、体位変換で腸が刺激されたのか、いきなり大量のウ○チを放出してご迷惑をかけてしまったのです。
だけど、紙パンツは蒸れてしまうから、普段リビングにいるときは着用させません。

2007年04月07日


白鳥座の20数年ぶりの再結成ライブツアーも無事成功し、僕はあわただしい春を迎えました。

愛犬ブラッキーは前輪の補助輪をつけた車椅子の散歩も、とうとう自力で歩行できなくなり、2月から犬用の乳母車キャリーを使っての散歩となりました。

そしてそれと同時に、かかりつけの病院に毎週通ってリハビリプログラムをはじめました。全身マッサージやジェットバスへ入れてもらって体のメンテナンス。リハビリといっても、それは回復を望むものではなく、現状維持が主たる目的のものですが、ブラッキーは毎週、橋本先生やリハビリを担当いただいく今井看護士さんに会うのがとても楽しみのようで、病院へ行く日の朝はいつもご機嫌です。

ただ、年末くらいからフードを食べるのを嫌がるようになり、缶詰のササミやレバーを混ぜてなんとか食べさせていたものの「贅沢病」なのか、フード拒否が3月下旬にエスカレート。新しく買ってきた缶詰を混ぜても普段の70%くらいしか口にしない日が2日続きました。

病院ではリハビリとともに頻発する膀胱炎のチェックをはじめ、健康チェックをしていただいているのですが、さすがに体重が13kgをきってしまったときは軽い脱水症状を起したようで点滴をしてもらったブラッキー。

そして一昨日、血液検査の結果、肝臓の数値が1月の検査のそれと比べると、およそ1.6倍にも跳ね上がっていることからエコーをかけてもらったところ、肝臓と脾臓の間に腫瘍らしきものが見つかりました。

3cm~5cmほどの大きさのそれは、摘出手術が本来の措置。15歳という年齢を加味して、それが悪性なのか良性なのか、そして大きくなるのがどれくらいのスピードなのかなど、まずは経過観察をしていくことになりました。

「腫瘍が自壊した場合は死に至る原因ともなる」
~そんな橋本先生の言葉が耳にこだまのように響いた夜。

寝たきりになってから、ずーっとがんばり続けているブラッキー。
とても疲れているんだろうな。

もしかするとお前、そろそろ楽になりたいと思ってるのか?
とても過保護な飼い主のせいで、え"ーまだがんばんなきゃいけないのー?って、
そんな風に負担になっているのかな。。。

僕の中の天使と悪魔が闘って、
どうしたらいいか判らなくなる日があるんだ。

PS
今年の春は、なんだか天候不順。みなさんどうぞご自愛ください。

2007年02月11日


車椅子に補助前輪をつけての散歩が辛くなってきた。楽しいはずの散歩が、元気だった頃あんなに楽しみにしていた散歩が、、、今では本人も飼い主も、苦痛の日々。。。ブラッキーがこんなに辛そうな顔をして散歩をしていたなんて、、、。

もう、カートでの散歩はやめよう。
晴れた日曜日に撮影したブラッキーの表情をみて、決断した。

PS
2月1日から動物病院で週に1日、ブラッキーを預かっていただくことにしました。
「抱え込まずに、少しくらい私たちを使ってください」と言ってくださった橋本先生に甘えさせてもらい、橋本先生のほかに重山先生、今井看護士さん、松永看護士さんを中心にブラッキーのメンテナンスをしてもらっています。

ありがたい。本当にありがたい。

2007年01月25日


今日、ブラッキーが15歳になりました!日々老いていく姿を見ながら、そのスピードの早さに内心では次の誕生日を迎えられるかどうか心配でしたが、なんとか目も耳も元気で、相変わらず毛ヅヤもよく(笑)、普段どおりの一日を送れそうです。

ただ、すっかり弱りきった前脚は、もう自力で体を支えることができず、とうとう車椅子に前輪をつけました。

忙しさに忙殺されて、ブログの更新がなかなかできず、心配してメールを下さったりと、みなさんにいろいろ気にしていただき、ありがとうございました。

まだまだ「えへ!」と笑う姿は健在です。

今夜はパソコンを早めに閉じて、ゆったりとした時間を一緒に過ごしてやりたいと、そう思います。

2007年01月10日

クリスマスの頃から、前脚の調子が悪くなり、体を吊り上げながらの車椅子での散歩が厳しい状態になってきました。
車椅子に前輪をつけて散歩を試みるものの、前輪の車輪の向きが固定されているので直進しかできない・・・。

なんとかしてやりたいと思いながらも年末まで仕事に忙殺され、ようやく元旦にホームセンターで方向転換できる車輪とそれをつける器具を買ってきました。

ただ、回転できる前輪をつけても、なかなか前へ進めないブラッキー。補助をつけたことでカートの重心が今までと変わって、ブラッキーがバランスをとれなくなっているのかもしれないと、補助輪の高さをいろいろ調整したものの、まったく効果はありませんでした。


補助をつけても自力で歩行できないということは、つまり、それだけ前脚が動かなくなっているということ。
補助のバーを手で引っ張るとブラッキーの前脚の負担が大きくなってしまうので、今まで吊り上げに使っていた介護グッズをバーに通してゆっくりと引くことに。

それでも、いつもの電柱にそっと近づけてやるとマーキングが気になってクンクンとニオイを嗅ごうとする姿。

「よいしょ、よいしょ」カミさんと2人でブラッキーを励ましながら途中でたびたび立ち止まっては休みつつ。

それでも歩くときに前脚を上へあげるられないのか、甲がアスファルトに擦って真っ黒に・・・。

2006年11月27日

4~5日ほど前から、またブラッキーのオシッコのニオイがきつくなってきた。鼻にツンとくる独特のニオイがする。肌の炎症は見られないものの、治療は早いうちがいいと思って今日、橋本先生に診せに行った。

カテーテルで尿を採取しはじめて、検査にかける前に先生は膀胱炎だろうと診断した。
本来、球体のカタチをしている膀胱が、老化と脊髄神経を損傷している二次弊害で、少し平面的に変形しているのだろうとのこと。一日4回、膀胱を押して尿を出しても、どうしても底に尿が残ってしまう。出し切れない尿に雑菌が繁殖してしまうというわけだ。

一ヶ月前に、ようやく膀胱炎が治ったと思ったのもつかの間、また抗生物質を服用させて様子をみることになった。
あまり神経質にならずに、どう付き合っていくかを肩の力を抜いて進んでいくしかないのだ。

「それにしても、毛づや、すごくイイですね~」と橋本先生。
「そうなんですよ、2週間ほど前から毛づやすごく良くなってきて、顔色も調子いいんですよ」

2ヶ月ほど前からメイド・イン・アメリカのサプリメントを飲ませてるのだが、それが効いてるのかもしれない。この毛づやは、絶対15歳を迎えようとしている老犬には見えない。。。
(次の機会にそのサプリをブログで紹介しようと思います:って、いつになるのやら。。。)

PS
今日のブラッキーの体重は、13.6kg。
以前、12kg台まで痩せたこともあったけど、現状維持というところかな。

2006年11月25日

今日、ブラッキーを連れて光が丘公園に遊びに行った。昔、ここでフリスビーをしたっけ。

銀杏並木が秋に色づいて家族づれや恋人同士が黄色いトンネルを笑顔でくぐり抜けていた。気温はそれほど高くなかったけど、風もなく小春日和の良い天気だった。カートの散歩だけだと、行動範囲は近所がせいいっぱい。思い切って犬用の乳母車タイプのキャリーを買ったのだ。うーん、ちょっと高かった。。5万円弱、、(泣)。

だけど、これがあればブラッキーをいろいろなところへ連れていってやれる。まずは、紅葉をもう一度見せてやりたいと思って公園にやってきたのだ。

茶色いコーギーが元気にフリスビーをしている姿を楽しそうに眺めたり、小さい子供が寄って来て頭をなでてくれたり、(お礼に手を舐めてあげてた)、木陰でフルートの練習をしている音楽家の横を通り過ぎるとき、その音色に耳をすませてみたりと、家で寝たきりになった状態では味わえないたくさんの刺激を体中に浴びることができたブラッキー。

はたして犬にとっては、本当に嬉しいことなのかどうかは、愛玩動物飼養管理士の教本には書いてなかったけれど、僕にはブラッキーが若かった頃を思い出して目を細めているように見えたんだ。

今度は、イルミネーションを見に行こうか。それとも初雪が降ったら、キャリーで雪の上を散歩してみようか。

2006年11月24日

一ヶ月前くらいから、自力でカートの散歩ができなくなった。前脚で体を支えきれなくなってきたのだ。前脚の疲労を休ませるために一日2回の散歩を朝のみの1回にしてみた。そして散歩に行く前に、ブラッキーを抱いて前脚を上下に伸ばしてストレッチをする。関節が痛いのか、歯をむき出しにして怒る。肩の付け根をマッサージしてやると少し落ち着くのか、遠くを見つめる表情でされるままにしている。
このままカートの散歩を続けると前脚をもっと痛めるだけだ。そう危機感を感じた僕は、カートに乗ったブラッキーを犬用の介護グッズで吊り上げながら散歩をすることにした。

散歩の途中、「かわいそうに、そこまでして散歩させなくても・・・」と傍らを通り過ぎていく人もいたが、動かないと動けなくなってしまうのだ。少しでも筋力を動かして代謝を促してやることが大切なのだと信じて13kgの体を吊り上げながら散歩を続けた。再び重労働の日々が始まった。

PS
散歩から帰って、前脚を洗ったあと、タオルで拭ききれない肉球の間の水分をとるときに、キッチンペーパーを使ってみた。Dickoさんが「コメント」でアドバイスくださったアイデアだ。以来、肉球に雑菌が繁殖しにくくなったのか、ブラッキーが痛がることが少なくなった。Dickoさんに感謝します。ありがとうございます。

2006年10月23日

今日、膀胱炎の検査で動物病院へブラッキーを連れて行った。結果は2週間服用させた抗生物質が効き、細菌はぶじに退治!ただ、お腹の皮膚炎は、まだ完治には至らない状況(フケが少々出ていた)。
橋本先生によると、犬の場合、人間と違って皮膚と毛の間に菌が常にいて、湿った状態のままでいるとその雑菌が繁殖するのだそうだ。オシッコとウンチの介護を朝、昼、夕、夜の1日4回行った後、不衛生になることがイケナイと思い、毎回お尻とおチンチンの周囲を洗っていたのだが、毎回ドライヤーで乾かす余裕がなく、自然乾燥のままにしていたことが原因だ。
そこで、橋本先生の提案で病院にあるジェットバスに入れてシャンプーをしてもらうことした。皮膚に優しいシャンプーを使ってもらい、炎症がひどい箇所は部分的に毛をそってもらい、前後両手足の肉球の余分な毛も剃ってもらって抗生剤を塗って、いたれりつくせりの薬用メンテナンスのフルコース。

シャンプーの後、看護士さんに話を伺ったところ、寝たきりの状態でも、現段階では床ずれはできていないとのこと。そして「日ごろの世話がきちんとできてますねぇ~」と褒めていただいた。僕は「カミさんよりも付き合いが長いんですよ」と、後で考えたらよくわからない返事をしてしまった(笑)。

ジェットバスで気持ちよく全身マッサージを受けたブラッキー。抱き上げたらフローラルシャンプーのいい香りがした。
肉球の炎症も、少しひいたようだ。今日から排便介護の後、なるべくシャワーは使わずに、ウエットテッシュで拭き取る対応で、患部を濡らさないようにしてみよう。

2006年10月11日

最近、ブラッキーの体臭が気になる。もしかすると膀胱炎が再発しているかもしれない。お腹の皮膚も少し赤く湿疹がでている。そしてなによりも、カートの散歩で歩き始めが思うようにバランスがとれず、すぐに体がうつ伏せ状態になってしまう。前脚が関節炎を起こしているんだろうか。そんな思いを抱えて2ヵ月半ぶりにブラッキーを健康診断に連れて行った10月9日(祝)。

結果は、尿検査では細菌がごまんといて、前脚は肉球の一部が真っ赤な炎症状態。普段、散歩から帰ってきて前脚を洗うとき、まったく嫌がっていなかったから気づかなかったその肉球の炎症は、橋本先生がちょっと触れただけで「う"ー」と唸り声をあげるほどだった。

なぜ今まで僕が触ったときに唸り声をあげなかったのだろう?もしや、僕に気遣って痛みをこらえているんだろうか?病院の帰りの車の中でふとハンドルを握りながら考え込んでしまった。
そして、2~3ヶ月ほど前から両腕の肘に1円玉ほどの大きさの円形脱毛症ができている。これは俗に言う「座りタコ」(床ずれまではいかないタコ)。レトリーバーなど大型犬によく見られるものだが、ブラッキーの場合、後足が元気なときはまったく見られないものだった。
これも触っても痛がらなかったので、そのままにしておいたのだが、念のため橋本先生に尋ねたところ、肉球の炎症とは違って痛がらなければ問題ないとのこと。


両腕の、この1点に体重を集中して支えているブラッキー、ときどき体を起こして横向きに寝かせてやるようにしているものの、後足が不自由なぶん、前脚ががんばり過ぎたのかもしれない。

それから帰り道、前脚にかかる体重を少しでも分散できないものかと思い、胸の下になにかしらクッションになるものがないかと、ペットショップに立ち寄ったところ毛布を発見。
ヒョウ柄も「ちょい悪オヤジ」っぽくていいかもしれない。家へ戻ってきて毛布を腕の下に敷いて嬉しそうに笑うブラッキーの横に寝そべると、気がついたら一緒に昼寝をしていた。

翌日から肉球の腫れたところに塗り薬を塗りながら、腫れが治まるまでは1日2回行っていたカートの散歩を1回にして様子を見ることにした。

2006年10月01日

9月29日(金)の夜、ブラッキーが鳴いた。声を出して鳴いた。手術後、声にならないかすれ声でしか鳴けなかったブラッキーが、ひと鳴き、「ワン!」と、鳴いた。
それは、寝返りをうちたがっていたブラッキーを見て、体を起こしてやろうと、突然後ろから体を触ったときだった。ビックリしたんだろう、「なにをするんやぁ~」という声だった。
いや、本当は、何を伝えたかったのかは判らないけど、声はしっかりと、「ワン」とリビングに響いて僕の耳にこだました。
このまま奇蹟を信じたい、そう思った夜だった。

2006年09月11日

最近は、すっかり陽のかげりも早くなり、秋の訪れを感じる日が続きましたが、真夏日となった日曜日。ここぞとばかりに朝からプールに水を溜め、午前中の1時間ほど、ブラッキーをプールに入れました。

夏バテのせいか、前脚の力が弱ってきているためか、プールに体を浮かべた瞬間、顔まで水の中に沈んでしまい、危うくおぼれるところでしたが、あわてて抱き上げたら「ん?今、なんかヘンだった・・・」と本人は無表情(笑)。それから夏の余韻を惜しむかのように、水の中を気持ちよさそうに歩いていました。

あと4ヶ月で15歳の誕生日を迎えるブラッキー。日々、老化が激しく、排便の介護も1日に4回となりました。(朝、昼、夕、夜) 来年の夏も、プールに入れることを祈って子供用のプールの空気を抜きました。

PS
今回は、ケータイでパシャっと撮影してみました。

2006年08月31日

8月の下旬、遅い夏休みをとって、家族で館山へ2泊3日で行ってきました。車でおそよ3時間半、房総半島は初めてだったけど、道もすいてて楽しいドライブとなりました。

宿泊は、もちろん犬も泊まれるペンション。今回、ブラッキーのためにケーキを注文してみました。実は14才のブラッキー、今のいままで犬用のケーキなんぞ、食べたことがない、(っていうか飼い主が与えたことがない:笑)。

ということで、誕生日でもないのに美味しそうなケーキを目の前にして、がっつくブラッキー(笑)。これだけ食欲があれば安心、まだまだ元気な証拠。

このケーキ、無添加で塩分も入っていないし、犬はもちろん人間も食べられるとのことなので、一緒に僕も舌鼓!

2日目の夜は窓から花火大会の打ち上げ花火も見ることができて、のんびりとしたお休みを満喫できたのでした。

2006年08月30日

7月の最後の日曜日、仕事で平塚へ行った際、立ち寄ったホームセンターで子供用のプールがバーゲンセールということで2,980円!!もしかするとブラッキーの水中歩行にちょうどいいかも!と思い、衝動買いをしました。

次の休日に駐車場から車を出して、さっそくプールづくり。電動式の空気入れを使ったので膨らますのはカンタンだったけど、これ、水が溜まるまでけっこうな時間がかかるんですね~(およそ1時間)。

で、「ブラッキー、嫌がるかもなぁー」と、おそるおそるプールに入れてみると、なんと!前脚でひたすら歩き続けるではありませんか!表情はあまり嬉しそうじゃないけど(笑)、八の字の形をしたプールの隅から隅を、何度も何度も往復して、まるで水中リハビリ状態。

きっと、水の浮力で自分の体が軽くなったことで、歩いていた頃を思い出して、“歩く喜び”を感じてるのかもしれません。

僕はキャンプ用のイスとビールを持ってきて、夏の太陽の下「ぷはぁ~」と夏を満喫したのでした。

PS
これがバリカンカットした噂の「うなぎイヌ」(笑)!
(顔とシッポはふさふさのまんま)

2006年07月17日

おかげさまで膀胱炎も大事に至らず治まりました。(けっきょく、予定より2週間長く抗生物質を服用)
ただ、最近、自分で排尿の制御が覚束なくなり、制御できるときと、粗相するときがまばらな状況・・・。橋本先生に相談したところ介護としてオシッコの絞り方を覚えたほうがいいとのこと。

毎朝、毎晩、そして寝る直前、膨らんだ膀胱を両手でゆっくりと押して、少しずつ少しずつオシッコを出してあげるんです。
それは、まるで膨らんだ風船を手のひらにイメージして、そーっと押して中の空気を出してあげるような感覚。
そんな排尿介護が2週間ほど前から始まりました。
えっ、ウンチはって? ウンチは今のところカートでの散歩のときに押し出してやると出てくれるのですが、朝はオシッコをペットシーツの上に出したあと、「1モッコリ」ほど、出してあげてます。

いよいよ本格的な老犬介護の日々です。

PS
近所のW・コーギーのモモちゃん(♀)とマロンちゃん(♂)のサマーカット姿に触発されて、今日、ブラッキーをサマーカットにしてもらいました。シッポの先だけフサフサに毛を残して、あとは全身バリカンカット!これがまたオシッコ&ウンチを出してあげるのにとても楽チン!
で、ブラッキー本人はというと、カットしてもらっている間はスヤスヤと寝ていたそうで、終わってすぐは上機嫌でしたが、ふと自分の体が寒いことに気づいたのか(笑)、夕方からブルブル震え始めて不機嫌モード。。。

いやぁー、今日の東京は梅雨の長雨ながら昨日とは違って気温は涼しいし、ブラッキー、風邪ひかないようにケアしなきゃ。

それにしても、なんだか「ウナギ犬」にソツクリ・・・

2006年06月12日

こういうのもありました。愛犬家のみなさん、ご参考まで。

医療情報-犬の膀胱炎・尿道炎

PS
んー、余計なお世話かも、、、。あとで、この情報削除しとこう。(独り言)

ちなみに、膀胱炎について獣医さんなどが解説しているサイトをいくつかみつけました。

アイリスペットどっとコム/町の獣医さん・犬科/犬の膀胱炎

仲庭動物病院/犬- 膀胱炎・膀胱結石

仲庭動物病院/犬- 膀胱炎・膀胱結石2

膀胱炎の培養検査が1週間後にわかるとのことで、日曜日、主治医の橋本先生へ電話をして結果をうかがいました。
どうやら2種類の細菌がいるらしく、先週追加で処方してもらった抗生物質で撃退が可能とのこと。もう1週間ほど服用して今度の日曜日に再検査をすることになりました。

膀胱炎の原因は先生の話によると、後足で立てない状態が続くことで膀胱に溜まった尿が完全に排出しきれず、それが積もって膿となり炎症を起こしているのだろうとのこと。
(犬の膀胱は、人間と違ってお腹に平行な状態で存在するので、後足が立たないままだと膀胱の角度がずっと斜めになったままになり、尿が排出しきれないらしい)

最近、床ずれができないように抱き上げて体勢を変える瞬間にオシッコがピューと噴水状態で出たり、眠っている間に夜尿したりと、粗相が多くなっているのは、そういう理由からだとか。

神経を痛めることで、いろんな弊害がでてくるのはしょうがないこと。こういった症状にどうやってやんわりとうまく付き合っていくか、それが大切なんだろうなぁ。

2006年06月11日

ブラッキーがカートで散歩ができるようになった今、ホームページのTOPに書き綴ってきた内容を元にこれまでをちょっと振り返ってみようと思います。

カートを使うようになると、それに頼ってしまい後足をまったく動かそうとしなくなるから、せめて半年はカートに依存せずリハビリをがんばってみましょう!と励ましてくださった東大の先生。

3~4ヶ月経過して、さほど改善が診られないとき、本人の表情が明るくなるからカートとリハビリを共存させてみてはどうかと薦めてくださった主治医の橋本先生。

僕は、1%でも可能性があるのなら、どんなにしんどくてもリハビリを半年間は続けようと考えていました。

それが正しかったのか間違っていたのかは判らないけど、ブラッキーがもう一度自分の足で元気に歩き出す姿を夢見て家族全員ががんばってきたことは間違いありません。

今、カートを装着して自力で歩くことがとても楽しそうなブラッキー。一日一日を精一杯大切に生きていくことが尊い時間を紡ぐことなんだ、そう感じた季節でした。


◆2005年7月◆HP TOPページより


「あっ暑い、と思ったら、みょーに涼しくて、年寄りにはかなわんなぁ。。。。」と朝の散歩の道すがら、ため息混じりの愛犬ブラッキー。

最近、老化のせいか、後ろ足がよろけてしまうので、思い切って犬用サプリの関節サポートを買ってきました。つらそうだから、段差を飛び越えようなんて、無理すんなよ!ブラッキー!

PS サプリ、4,200円でした(泣)



◆2005年10月◆HP TOPページより

僕の愛犬ブラッキー。変形性脊椎症と細菌による炎症で日増しに歩行が困難になり、東大病院で3度目の検査の翌日、急きょ手術をしました。
手術は無事に終わり10/21に退院してきたんですが、歩けなくなったことでの排便排尿の介護と、術後のリハビリが始まりました。

部屋の中でオシッコをしちゃイケナイ歴13年間(?)の習慣は、ある意味、ブラッキーには残酷で、歩けないブラッキーに対して、幼少の頃に教えたこととは正反対に、ペットシートを敷き詰めた部屋でオシッコしてもイイんだと教えることから始めました。

自分の力で立てないブラッキーを支えながらオシッコまみれ、ウンチまみれになりながらも、汚いとはまったく感じることもなく、むしろ、なんとか排泄をしてくれたときの喜びは、仔犬のときのしつけがうまくできたときとはまた違った意味で本当に安心感を覚えるものですね。

これからリハビリを続けて、必ず以前のように自力で歩けるようにしてやりたい、なによりも絶対に根負けしないと自分に誓いました。

だって、 今までこんなにたくさんの笑顔と幸せを与えてくれた家族なんだもの。

もしかすると、ブラッキーは、僕にどれだけ相手の立場になって物事を考えられるか、どれだけ相手の想いに優しくなれるか、何を大切にすべきか、そう教えてくれてるのかもしれません。
がんばらないでガンバル、ふと思う秋の夜長です。


◆2005年12月◆HP TOPページより

体調が少しずつ戻ってきたようで、部屋で垂れ流しをしていたオシッコ&ウンチも、外に出てしたがるようになりました。

とはいえ、後ろ足がほとんど麻痺しているので、自力で立つことができない。で、大リーグ矯正ギブスのような(うっ、ちょっと古い話題かも。。)ハーネスを特注で作ってもらいました!

構造は、左の前脚を通して首で輪をかけて支え、胸のあたりでさらに輪をつないで体を安定させて、それらをお腹でタテのラインでつないだ上で腰に輪っかをかけて股の内側から肛門左右と通してリードをもってきて持ち上げる。で、これが後ろ足を宙釣りのように少し持ち上げることができるので、ブラッキーが前脚だけでも散歩ができるというシロモノ!(うーん、文章で説明するのが難しい。。上の写真を見てくださいまし)

最初は、これで歩けるだろうか、、と心配していたんですが、なんと前脚だけで嬉しそうに散歩をし始めたんです!

距離は、いつもの散歩コースの半分からはじめて、一ヶ月たった今は、ほぼ以前のコース通りに回るようにも!

そして、少しずつ、ですが、後ろ足をブラブラ宙に浮かしてた状態から、なんとなーく前後に振るようになり(後ろ足で歩いている気分になっているのでしょうか)、んでもって10歩に一度くらいの割合かなぁ、ときおり後ろ足を地面につけて軽く蹴るような仕草をし始めました!

ただ、ウンチは、犬特有のウンチングスタイルをすることができず(後ろ足でふんばれない)出そうになったときに僕が腰をまたいで支えてやって、ブラッキーのウンチを手で搾り出してあげてる状況です。

でも、以前に比べると、僕の手がウンチで汚れることもずいぶん少なくなったなぁ~♪

また、状況を見て、近況報告しますね!


◆2006年1月◆HP TOPページより抜粋


子犬の頃よく遊んだ公園へ出かけました。久しぶりに訪れたその公園で、ブラッキーは以前のようにタッカタッカとスタッカートのリズムで落ち葉の上を歩くことはできないけれど、それでもカサカサいわせながらほんのひとときの冬の太陽を浴びて気持ち良さそうでした。


◆2006年2月◆HP TOPページより

脊髄神経が圧迫され、後ろ足が動かなくなった愛犬ブラッキー。退院後3ヶ月半たって経過を診断してもらうために東大病院にへ行ってきました。

術後の回復は順調とは言い難いものの、症状が悪化していることもなく、再度手術を検討する必要もないと聞いて一安心。

散歩の後で毎回行っているリハビリの後ろ足屈伸運動は2月から300回から500回に増やしてがんばっているものの、まだまだ自力で立てるまでには至らない状況。。。

それでも後ろ足を引きずりながら前脚だけで部屋の中を行き来できるまで元気になってきました。(フローリングの床に簡易ジュータンを敷き詰めて滑らないようにしたんです:ホームセンターで売ってる50cmくらいの正方形タイプのもので、汚れたらその個所だけ取り換えられるので便利です!)

で、先週、突然下痢をして、う"、部屋のところどころに便の跡がポツリポツリ・・・。ウンチまみれの日々にちょっと逆戻りを嘆きつつ(泣)、 急きょ犬用のオムツをあてがってなんとか急場をしのいだものの、やはり頼れるのはかかりつけの獣医さん。

日曜日、ブラッキーが5才のとき尿路結石症を患ったときからずっとお世話になっている橋本先生に診てもらって、薬を処方してもらい、抗生剤をのませてなんとか今週はウンチが形になってきてほっと一息ついたところ。

PS
2月19日(日)にペット用バスタブを買ってきて、温泉治療を始めました!
たっぷりと お湯をためて、温泉の素を入れて、10分ほどつかっていると、気持ちがいいのかブラッキー、久しぶりの笑顔を見ることができました!

風呂上がりに地肌を見ると、血行が良くなったおかげか、足のところどころが赤くなって、とても気持ちよさそうでした!


◆2006年4月◆HP TOPページより

脊髄神経の圧迫で、後ろ足が動かなくなった愛犬ブラッキー。そろそろ手術から半年たとうとしています。
手術を執刀してくださった東大病院の先生は、半年くらいで歩けるようになる可能性があるとおっしゃっていましたが、なかなか思いどおりの経過が見られないまま春を迎えました。

最近は年齢のせいか眠る時間が多くなって、玄関のドアホンの音にも反応しなくなってきました。(12才くらいまでは寝ててもドアホンが鳴ったら起きだしてやたら反応してワンワン騒いでいたのに。。。)

ただ、室内で粗相しなくなったので、体調が少しは良くなってきたということかもしれません。今日はやたらと僕のヒザの上に乗りたがって、今、イスのひじ掛けを枕にしてヒザの上でイビキをかいて眠ってます(笑)。

梅雨がくるまえに、歩けるようになることを祈りつつ、13kgの温もりを太ももに感じながらこの文章を書いてます。


◆2006年5月◆HP TOPページより

手術後、半年が経過して主治医に診察してもらったところ、状態としては悪くなってはいないものの、今後、自力で後ろ足を使って立つことは難しいとの見解・・・。

最近、前脚が弱ってきてるのか、痛いのか、辛いのか、自分でペロペロ舐める姿を頻繁に見かけるようになった。 後ろ足を持ち上げて、体全体を支える特性ハーネスでの散歩は、やはり前脚にかなりの負担がかかっているんだろう・・・。

病院から帰ってきて、夜の散歩を終えたとき、バスルームでブラッキーを抱きしめて、僕は思わず号泣してしまった。

介護用の車イスを作ってもらおう。前脚の負担が減って体が楽になると、ブラッキーに笑顔が戻ってくるかもしれない。辛い選択だけど、前へ進もう。そう思ったら泣けてきた。


◆2006年6月◆HP TOPページより

手術後、半年が経過して主治医に診察してもらったところ、状態としては悪くなってはいないものの、今後、自力で後ろ足を使って立つことは難しいとの見解・・・。

最近、前脚が弱ってきてるのか、痛いのか、辛いのか、自分でペロペロ舐める姿を頻繁に見かけるようになった。 後ろ足を持ち上げて、体全体を支える特性ハーネスでの散歩は、やはり前脚にかなりの負担がかかっているんだろう・・・。

病院から帰ってきて、夜の散歩を終えたとき、バスルームでブラッキーを抱きしめて、僕は思わず号泣してしまった。

介護用の車イスを作ってもらおう。前脚の負担が減って体が楽になると、ブラッキーに笑顔が戻ってくるかもしれない。辛い選択だけど、前へ進もう。そう思ったら泣けてきた。


◆車イス装着!(2006年6月10日)◆

そして、6月10日、本格的にカート生活が始まりました。

2006年06月10日

梅雨の晴れ間、カートを使ったブラッキーの散歩。地面に這いつくばって(笑)ブラッキーの目線で撮影をしてみました。今まで、特性ハーネスを使って後足を宙釣りにしての散歩だったから、本人の表情を見る余裕がなかったこともあるけど、こんなに楽しそうに散歩をしたのは実に手術後初めてのこと。あぁ~~良かった~。

14才と5ヶ月齢の老犬ブラッキー(人間に換算すると約74才)、これから第2の人生だぁー、いっぱい楽しいコト見つけに出かけよう!



嬉しそうに歩くブラッキー、こっちまで嬉しくなるぞぉー


ちょっと張り切りすぎ(笑)?でも、疲れた顔にも爽快感が!

DOG WILL PROJECT 御中

何度もお電話で確認ありがとうございます。これでばっちり!ということで、安心いたしました~♪
とりあえず、様子をみて調整を!とアドバイスいただいた、後足を乗せるサポートの高さですが、やはりこのままだとつま先を地面に擦ってしまう可能性があるので、1センチ上にもってきてみました。本当にありがとうございました~!

2006年06月09日

DOG WILL PROJECT 御中

アドバイスありがとうございます。うつぶせ状態になったのは、確かに寝起きだったせいかもしれません。昨日の写真をよくみると顔がちょっと不機嫌モードですし・・・(笑)。

さて、昨夜再度教えていただいたように、フロントサポートストラップを上半身側へ1センチ戻してみました。また、念のため各パーツの位置をメジャーで計り直してみたところ、左右でばらつきがありましたので、均等に調整してみました。これで、問題ないかと思うのですが、いかがでしょう?

2006年06月08日

DOG WILL PROJECT 御中

教えていただいたように、以下の手順で車輪の高さを調整してみたところ、ブラッキー、思い切り前につんのめってしまいました(笑)。疲れたせいもあるかもしれませんが、うーむ、どうすればいいでしょうか。。

1)カートの最後尾の足あてのバーのネジをゆるめる
2)車輪と最後部のタテ軸の高さを下に 1.5cm 移動
3)車輪の「ハの字」の角度に広がる状態に添って最後尾の足あてのバーのネジをとめる

DOG WILL PROJECT 御中

なるほど。そう言われれば、フロントサポートストラップ(胸あて)が前脚の脇にくい込んでいましたね(笑)。ご指示いただいたように、首の上から覆うヨーキーというパーツとフロントサポートストラップ(胸あて)を1.5センチ下半身へ移動してみました。同時にお腹のサポートストラップの位置がオチンチンにぶつからないようネジを移動させて少し前に持ってきました。これでも車輪が尻上がりとなっていますので、やはり車輪の高さを低くしたほうがいいですよね。

2006年06月07日

DOG WILL PROJECT 御中

いろいろアドバイスありがとうございます。装着の様子が判るよう、真横から撮影を試みました。

まずは、フロントサポートストラップ(胸あて)を短くしてみたのですが、いかがでしょうか。車輪が尻上がりとなっていますが、これでいいのかどうか・・・。前脚で立てないことはないものの、油断すると、フセの体制にうなだれてしまいます・・・。

DOG WILL PROJECT 御中

お世話になっております。こちら、土井ブラッキーです。
今日は、何度もケータイにお電話いただきながらタイミングが合わず、失礼いたしました。

無事にカウンターバランスカート、届きました。ありがとうございました!


昨日、お電話でアドバイスいただいたポイントを加味して、まずは部屋で装着してみたのですが、どうもうまくいかず、写真のように前脚がしなってカートの後部が上にあがってしまう状態となってしまいました。
この場合は、フロントサポートストラップ(胸あて)の長さをもっと短く調整すればよろしいのでしょうか?

ただ、しばらくすると前脚を動かして少しでも前進しようとする姿がみられたのでオヤツでモチベーションを刺激したところ、なんとか歩き出せそうな気配。
とりあえずこの状態のまま散歩に出て様子をみたところ、なんと、歩き出したとたん、カートは水平状態になり、いつもの散歩コースをひとまわりできた次第です!


こういう日に限って天気予報が的中し、出かけた時間は残念ながら小雨模様でしたが、ブラッキーは歩けることが嬉しいようで、電柱にカートの角をぶつけながら、路肩の排水溝に車輪をとられながら、道端に落ちている草木にひっかかりつつ、普段だとけして上り坂とは感じない路面で思わず前脚の力が追いつかずスルスルと後ずさりしたり、またほんの少しの下り傾斜の曲がり角で車輪に勢いがついて、あわてて小刻みに前脚を動かして自分の体を制御しては、それでも自力で歩けることを、とてもとても、とても楽しんでいました。

そんな愛犬の姿を見ているとカウンターバランスカートを使っての散歩は、まるで“街の風を泳ぐ”ように映り、今朝までの特製ハーネスを使ってシッポ側で後ろ足を宙釣りにしていた散歩は地を這うような歩行だったことに気づきました。

「もっと早くにカートをあてがってやれば良かった」
一緒に並んで歩いていた家内にそうつぶやきながら小雨の中、40分ほどの散歩を傘もささずに夢中になって歩いていた自分に気づきました。

歩行中、カートは水平になるのですが、立ち止まるとカートの後部が上に持ち上がってしまうのはパーツの調整がちゃんとできていないのでしょうか?

前脚で踏ん張れないことも原因かと思いますが、今一度、調整するポイントをアドバイスいただけると幸いです。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

2006年06月04日

手作りフードと抗生物質の投与治療が2週間たった今日、橋本先生に経過を診断をしていただきました。
結果はオシッコのpHが「7」と中性になり、ストラバイトは発見されずほっと一息。(前回の検査ではpHは8.5でアルカリ性)
土井晴人&ブラッキーが、しかし膀胱炎はあまり改善されておらず、カテーテルで抽出したオシッコには澱んだ膿がたくさん見つかり、違う種類の抗生物質を追加で2週間服用させることとなりました。(このまま悪化すると炎症が腎臓にまでおよんでしまう可能性もないことはない、とのことで処方していただいた抗生物質)

「本人に食欲があって元気だから問題はないとは思いますが、念のため」と、オシッコを培養検査して原因と状態をより具体的に探ってもらうこととなりました。

“本人”。そういう言い方をしてくださる橋本先生。僕がこの先生を信頼してずっとブラッキーを診ていただいている理由のひとつがこの呼び方。ブラッキーが子犬の頃は“このコ”で、オトナになってからは“このヒト”“本人”で接してくださる先生の言葉は、会話の中でまったく自然に出てくる言葉だから、この先生の患者に対する目線やメンタリティにとても安心を覚えるのです。

1週間後、培養検査の結果を電話で問い合わせて、その後の治療方法を決めることになりました。

「ブラちゃん、いろいろしてもらって君は幸せだね~」

治療が終わってブラッキーに話しかけてくださった橋本先生の言葉に、介護で疲れかけている僕の気持ちが少し癒されました。

PS
昨日、車椅子の会社さんから電話があり、9日(金)までには手元に届く予定とのこと。(現在アメリカを出発して、船にゆられて日本に向かっている途中だそうな)
飼い主の腰痛はかなりヒドく、週に3回通う針灸治療とマッサージでなんとかふんばってます。。

2006年05月22日

先週からオシッコが頻尿ぎみになっているのが気になり、日曜日に主治医の橋本先生に診察してもらいました。(橋本先生はブラッキーが5歳のときに尿路結石症を患ったときに助けてくださった恩人で、それ以来ずっと橋本先生に頼っています)

オチンチンにカテーテル(細い管)を通してオシッコを注射器で抽出して、遠心分離機にかけて顕微鏡で検査。結果は膿をともなう膀胱炎、そして尿路結石の原因となるストラバイトが発見されました。(遠心分離機にかけた容器を見せてもらったところ、かなりの沈殿物があり驚きました)

まずは膀胱の炎症を改善するために抗生物質を処方してもらい、ストラバイト対策としてオシッコのpHを中性~酸性よりに近づけるための食事療法の開始。尿路結石症を患った9年前とは違って、最近はpHコントロールの薬用フードで良いものが出ているとのことでしたが、あえて5歳のときに改善できた手作り料理を食べさせてやることにしました。といってもキャベツ、にんじん、サツマイモ、鳥のささみ肉をゆでて、おかゆに混ぜて与えるというカンタンなものですが(笑)。それでもブラッキーは、がっつくように、むさぼるように、なんでこういう旨いものを普段から出さないんだぁーといわんばかりに元気に食べてくれました。

今朝の散歩では、まだ頻尿ぎみだったけど、なんとかこれで改善してくれることを祈りつつ、、、。1~2週間ほど、様子見です。

PS
僕は文学部出身なので、pHって何?と聞かれても科学的なことは答えられないけど、pHを中性~酸性よりにするには“草食動物的な食事内容”であればOK。淡白なささみ肉を少々と野菜に炭水化物を混ぜて与えることで9年前は3日でpHが中性になったものです。

PS2
もともと特性ハーネスで後ろ足を宙に浮かせての散歩なので、オシッコは片足をあげることはもちろんなく、歩きながらの垂れ流し状態。そういう状態で頻尿に気づいたのは、毎回散歩のたびにどれくらいの量が出たか、その垂れ流しのオシッコが地面に描く線の太さを感覚で覚えた賜物でした。(雨の日は地面が濡れているので、オシッコの線の太さがまったく見えないので感覚で覚えるしかないんです)

2006年05月11日

今日、ブラッキーの歩行介助のため、犬用の車椅子を注文してきました。
田園調布にあるその会社さんはアメリカの犬専門の車椅子を作っているメーカーと提携していて、完全オーダーメイドが可能とのこと。
身体のサイズを計ってファックスすれば注文できるとホームページに書いてあったけど、やはりプロの方に採寸してもらったほうがいいと思い、車を走らせたのです。

あいにく、ぐずついた天気だったけど、運転する僕の右膝に腰掛けたブラッキー。開けた窓から顔を少し乗り出して、流れ行く景色をうれしそうに眺めていました。

初めてうかがったその会社さんは、田園調布駅のロータリーから車で2~3分の高級住宅地。大きなお屋敷の敷地の一角に事務所があり、ゆとりのある愛犬家が集まる場所といった雰囲気。
スタッフは女性のお二人。フィッティングルームに入るとブラッキーのために予め水を準備してあったり、犬の足に優しいコルクの床だったり、そしてその上にさらに滑らないようにと一畳くらいのサイズのバスマットが敷いてありました。(コルク床は、案外滑る素材なのです)

車椅子の説明も丁寧で、ブラッキーが試着をするとき不安にならないようにと、オヤツで気を引いてくださったり、細やかな心遣いの中、採寸のスタート。
自力で立つことができないブラッキー、テーブルの上に乗せて人間が支えての計測は、僕も参加して3人がかり。体高、胴の幅を専用メジャーで計り、首の付け根から尾の付け根までの胴の長さを計るためにメジャーをあてたとき、スタッフの方が一言。。。

「えっ?37cm?長いですねぇ~」

そしてブラッキーのお尻を支えてくださっていたもうひとりのスタッフの方がぽつり。

「念のため、もう一度計ってみましょう」

僕は37cmという数字が、そんなに珍しいのかどうか判らなかったけど、

「飼い主に似て、胴が長いんです(笑)」

そして再度採寸してくださったスタッフが笑顔で

「やっぱり37cm!こんなに胴が長いコーギー初めてで~す(笑)!」

カウンセリングを含めて1時間ほどのひとときは、随時ブラッキーの名前を呼びかけながら、足が不自由になった犬の気持ちをちゃんと理解していらっしゃるお二人の様子に、なによりも僕自身が信頼できると感じました。

ブラッキーの車椅子。前脚の負担を30%軽減できるタイプのものをオーダーメイドでお願いしました。1ヵ月後の6月上旬に、アメリカから船で我が家にやってきます。

2006年05月05日

5/4、1年ぶりにブラッキーを連れて家族で旅行へ行ってきました。行き先は箱根芦ノ湖。本当は2泊3日のはずだったのですが、仕事の都合で急遽日帰りとなってしまい、あわただしいドライブとなりつつも、車中のブラッキーは久しぶりに満面の笑顔で絶好の行楽日和を楽しんでいるようでした。

それにしても不思議なのは、一緒に旅行に出かけるとき、旅仕度をしている最中に「自分も一緒に行けるんだ!だったら早く行こうよ~!」といわんばかりに玄関までやってきて上目遣い&ウキウキした表情で催促すること。
一緒に出かけるなんて、なーんにも話してないのになんで判るんだろう? 

今回は、後ろ足が不自由だから自力で玄関まで出て来れなかったけど、不穏な動き(?)を察知したのか、リビングから「フォン、フォン」とかすれた声で催促したブラッキー。抱き上げて車に乗せたとたん、ヘラヘラと嬉しそうな表情を浮かべて口元をムニャムニャモード。
犬は群れの行動をとても大切にする動物だから、僕らの気持ちを察して自分も行けることが判るんだろうか。。。

芦ノ湖まで3時間。予約したペンションで少し昼寝をして、ウグイスの鳴く森を散歩して、夕食はステーキを食べて、ほんのひとときだったけど、楽しい時間を過ごせました。

ドッグランでフリスビーをしたわけでもなく、フェリーで湖をクルーズしたわけでもなく、ただただドライブしてボーっとした時間を過ごしただけの旅だったけど、家族みんなで出かけるということ自体がイベントなんだと感じたゴールデンウィークでした。

2006年05月03日

愛犬ブラッキー。13才の秋、動かなくなった左の後ろ足。東大病院で検査したところ、老化による変形性脊椎症と、脊髄神経に細菌がいて、ゆっくりと徐々に神経を圧迫していく細菌性脊髄神経炎症による神経圧迫と診断を受けました。

そして、2005年10月13日、再検査でMRIを受けに東大病院に連れていったところ、神経を圧迫している部位が見つかったのでこのまま入院させて明日手術を行ったほうがいいと、獣医さんからの電話・・・。

検査が順番待ちで4~5時間かかると聞いて、いったん病院を離れていた僕は、こんなことになるなら、病院で待っててあげればよかったと、電話を切った後、後悔しました。

思えばその半年前、家の階段を2~3段までしか上れなくなり、乾いた声で「ひぃーひぃー」と鳴いていたブラッキー。
これも老化の一種なんだろうと、「しょうがないなぁー、んじゃ抱っこして連れていってやるよ!」と、まさかこのときから脊髄が病魔に侵されているとは思ってもいませんでした。

土井晴人&ブラッキー土井晴人です。
愛犬ブラッキー(W・コーギー・ペンブローク)との暮らしをこのブログに綴ってみようと思います。

今年1月で14才になったブラッキー。後ろ足が動かなくなってから始まった老犬介護の日々。
病気のせいばかりじゃなく、日増しに老いていくそのスピードに戸惑ったり、愛おしく感じたり、そしてなかなか回復しない病状に対してときには苛立って感情をセーブできなくなったり、、、。

きっと、僕と同じように、どうすればいいのか悩みながら答を見つけ出そうとがんばっている愛犬家の方も多いのではないかと思います。

更新は毎日とはいかないかもしれませんが、というか、きっと「タマの更新」になってしまうかと思いますが(笑)。よろしくデス!

PS
この写真、ちょっと古めのものです(笑)。といっても2年前のものですが。。。ブラッキーがまだ元気に大地を走っていた頃の写真です。

◆ボクの愛犬ブラッキー◆

○犬種・・・・・・・Welsh Corgi(Pembroke)/ウェルッシュ・コーギー(ペンブローク)
○色・・・・・・・・・トライカラー(Black,White and Tan)
○生年月日・・・1992年(平成4年)1月25日
○出身地・・・・・熊本
○体重・・・・・・・現在 13kg(元気な頃は15~16kgありました)
○体高・・・・・・・30cm
○特徴・・・・・・・短足胴長、断尾せず

○趣味
散歩、綱引き、ドライブ、フリスビー(若い頃)
最近はボクの膝に乗りたがって、それが安心するのか、スヤスヤと寝息をたてて膝の上で寝ています

○特技
元気な頃は、リードなしでもボクの言うことをきいて散歩できるワザを持ってました。
最近は、不自由な後ろ足に頼らず、前足だけで歩けるワザを身につけました。