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2006年05月22日

先週からオシッコが頻尿ぎみになっているのが気になり、日曜日に主治医の橋本先生に診察してもらいました。(橋本先生はブラッキーが5歳のときに尿路結石症を患ったときに助けてくださった恩人で、それ以来ずっと橋本先生に頼っています)

オチンチンにカテーテル(細い管)を通してオシッコを注射器で抽出して、遠心分離機にかけて顕微鏡で検査。結果は膿をともなう膀胱炎、そして尿路結石の原因となるストラバイトが発見されました。(遠心分離機にかけた容器を見せてもらったところ、かなりの沈殿物があり驚きました)

まずは膀胱の炎症を改善するために抗生物質を処方してもらい、ストラバイト対策としてオシッコのpHを中性~酸性よりに近づけるための食事療法の開始。尿路結石症を患った9年前とは違って、最近はpHコントロールの薬用フードで良いものが出ているとのことでしたが、あえて5歳のときに改善できた手作り料理を食べさせてやることにしました。といってもキャベツ、にんじん、サツマイモ、鳥のささみ肉をゆでて、おかゆに混ぜて与えるというカンタンなものですが(笑)。それでもブラッキーは、がっつくように、むさぼるように、なんでこういう旨いものを普段から出さないんだぁーといわんばかりに元気に食べてくれました。

今朝の散歩では、まだ頻尿ぎみだったけど、なんとかこれで改善してくれることを祈りつつ、、、。1~2週間ほど、様子見です。

PS
僕は文学部出身なので、pHって何?と聞かれても科学的なことは答えられないけど、pHを中性~酸性よりにするには“草食動物的な食事内容”であればOK。淡白なささみ肉を少々と野菜に炭水化物を混ぜて与えることで9年前は3日でpHが中性になったものです。

PS2
もともと特性ハーネスで後ろ足を宙に浮かせての散歩なので、オシッコは片足をあげることはもちろんなく、歩きながらの垂れ流し状態。そういう状態で頻尿に気づいたのは、毎回散歩のたびにどれくらいの量が出たか、その垂れ流しのオシッコが地面に描く線の太さを感覚で覚えた賜物でした。(雨の日は地面が濡れているので、オシッコの線の太さがまったく見えないので感覚で覚えるしかないんです)

2006年05月11日

今日、ブラッキーの歩行介助のため、犬用の車椅子を注文してきました。
田園調布にあるその会社さんはアメリカの犬専門の車椅子を作っているメーカーと提携していて、完全オーダーメイドが可能とのこと。
身体のサイズを計ってファックスすれば注文できるとホームページに書いてあったけど、やはりプロの方に採寸してもらったほうがいいと思い、車を走らせたのです。

あいにく、ぐずついた天気だったけど、運転する僕の右膝に腰掛けたブラッキー。開けた窓から顔を少し乗り出して、流れ行く景色をうれしそうに眺めていました。

初めてうかがったその会社さんは、田園調布駅のロータリーから車で2~3分の高級住宅地。大きなお屋敷の敷地の一角に事務所があり、ゆとりのある愛犬家が集まる場所といった雰囲気。
スタッフは女性のお二人。フィッティングルームに入るとブラッキーのために予め水を準備してあったり、犬の足に優しいコルクの床だったり、そしてその上にさらに滑らないようにと一畳くらいのサイズのバスマットが敷いてありました。(コルク床は、案外滑る素材なのです)

車椅子の説明も丁寧で、ブラッキーが試着をするとき不安にならないようにと、オヤツで気を引いてくださったり、細やかな心遣いの中、採寸のスタート。
自力で立つことができないブラッキー、テーブルの上に乗せて人間が支えての計測は、僕も参加して3人がかり。体高、胴の幅を専用メジャーで計り、首の付け根から尾の付け根までの胴の長さを計るためにメジャーをあてたとき、スタッフの方が一言。。。

「えっ?37cm?長いですねぇ~」

そしてブラッキーのお尻を支えてくださっていたもうひとりのスタッフの方がぽつり。

「念のため、もう一度計ってみましょう」

僕は37cmという数字が、そんなに珍しいのかどうか判らなかったけど、

「飼い主に似て、胴が長いんです(笑)」

そして再度採寸してくださったスタッフが笑顔で

「やっぱり37cm!こんなに胴が長いコーギー初めてで~す(笑)!」

カウンセリングを含めて1時間ほどのひとときは、随時ブラッキーの名前を呼びかけながら、足が不自由になった犬の気持ちをちゃんと理解していらっしゃるお二人の様子に、なによりも僕自身が信頼できると感じました。

ブラッキーの車椅子。前脚の負担を30%軽減できるタイプのものをオーダーメイドでお願いしました。1ヵ月後の6月上旬に、アメリカから船で我が家にやってきます。

2006年05月05日

5/4、1年ぶりにブラッキーを連れて家族で旅行へ行ってきました。行き先は箱根芦ノ湖。本当は2泊3日のはずだったのですが、仕事の都合で急遽日帰りとなってしまい、あわただしいドライブとなりつつも、車中のブラッキーは久しぶりに満面の笑顔で絶好の行楽日和を楽しんでいるようでした。

それにしても不思議なのは、一緒に旅行に出かけるとき、旅仕度をしている最中に「自分も一緒に行けるんだ!だったら早く行こうよ~!」といわんばかりに玄関までやってきて上目遣い&ウキウキした表情で催促すること。
一緒に出かけるなんて、なーんにも話してないのになんで判るんだろう? 

今回は、後ろ足が不自由だから自力で玄関まで出て来れなかったけど、不穏な動き(?)を察知したのか、リビングから「フォン、フォン」とかすれた声で催促したブラッキー。抱き上げて車に乗せたとたん、ヘラヘラと嬉しそうな表情を浮かべて口元をムニャムニャモード。
犬は群れの行動をとても大切にする動物だから、僕らの気持ちを察して自分も行けることが判るんだろうか。。。

芦ノ湖まで3時間。予約したペンションで少し昼寝をして、ウグイスの鳴く森を散歩して、夕食はステーキを食べて、ほんのひとときだったけど、楽しい時間を過ごせました。

ドッグランでフリスビーをしたわけでもなく、フェリーで湖をクルーズしたわけでもなく、ただただドライブしてボーっとした時間を過ごしただけの旅だったけど、家族みんなで出かけるということ自体がイベントなんだと感じたゴールデンウィークでした。

2006年05月03日

愛犬ブラッキー。13才の秋、動かなくなった左の後ろ足。東大病院で検査したところ、老化による変形性脊椎症と、脊髄神経に細菌がいて、ゆっくりと徐々に神経を圧迫していく細菌性脊髄神経炎症による神経圧迫と診断を受けました。

そして、2005年10月13日、再検査でMRIを受けに東大病院に連れていったところ、神経を圧迫している部位が見つかったのでこのまま入院させて明日手術を行ったほうがいいと、獣医さんからの電話・・・。

検査が順番待ちで4~5時間かかると聞いて、いったん病院を離れていた僕は、こんなことになるなら、病院で待っててあげればよかったと、電話を切った後、後悔しました。

思えばその半年前、家の階段を2~3段までしか上れなくなり、乾いた声で「ひぃーひぃー」と鳴いていたブラッキー。
これも老化の一種なんだろうと、「しょうがないなぁー、んじゃ抱っこして連れていってやるよ!」と、まさかこのときから脊髄が病魔に侵されているとは思ってもいませんでした。

土井晴人&ブラッキー土井晴人です。
愛犬ブラッキー(W・コーギー・ペンブローク)との暮らしをこのブログに綴ってみようと思います。

今年1月で14才になったブラッキー。後ろ足が動かなくなってから始まった老犬介護の日々。
病気のせいばかりじゃなく、日増しに老いていくそのスピードに戸惑ったり、愛おしく感じたり、そしてなかなか回復しない病状に対してときには苛立って感情をセーブできなくなったり、、、。

きっと、僕と同じように、どうすればいいのか悩みながら答を見つけ出そうとがんばっている愛犬家の方も多いのではないかと思います。

更新は毎日とはいかないかもしれませんが、というか、きっと「タマの更新」になってしまうかと思いますが(笑)。よろしくデス!

PS
この写真、ちょっと古めのものです(笑)。といっても2年前のものですが。。。ブラッキーがまだ元気に大地を走っていた頃の写真です。

◆ボクの愛犬ブラッキー◆

○犬種・・・・・・・Welsh Corgi(Pembroke)/ウェルッシュ・コーギー(ペンブローク)
○色・・・・・・・・・トライカラー(Black,White and Tan)
○生年月日・・・1992年(平成4年)1月25日
○出身地・・・・・熊本
○体重・・・・・・・現在 13kg(元気な頃は15~16kgありました)
○体高・・・・・・・30cm
○特徴・・・・・・・短足胴長、断尾せず

○趣味
散歩、綱引き、ドライブ、フリスビー(若い頃)
最近はボクの膝に乗りたがって、それが安心するのか、スヤスヤと寝息をたてて膝の上で寝ています

○特技
元気な頃は、リードなしでもボクの言うことをきいて散歩できるワザを持ってました。
最近は、不自由な後ろ足に頼らず、前足だけで歩けるワザを身につけました。