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2006年10月23日

今日、膀胱炎の検査で動物病院へブラッキーを連れて行った。結果は2週間服用させた抗生物質が効き、細菌はぶじに退治!ただ、お腹の皮膚炎は、まだ完治には至らない状況(フケが少々出ていた)。
橋本先生によると、犬の場合、人間と違って皮膚と毛の間に菌が常にいて、湿った状態のままでいるとその雑菌が繁殖するのだそうだ。オシッコとウンチの介護を朝、昼、夕、夜の1日4回行った後、不衛生になることがイケナイと思い、毎回お尻とおチンチンの周囲を洗っていたのだが、毎回ドライヤーで乾かす余裕がなく、自然乾燥のままにしていたことが原因だ。
そこで、橋本先生の提案で病院にあるジェットバスに入れてシャンプーをしてもらうことした。皮膚に優しいシャンプーを使ってもらい、炎症がひどい箇所は部分的に毛をそってもらい、前後両手足の肉球の余分な毛も剃ってもらって抗生剤を塗って、いたれりつくせりの薬用メンテナンスのフルコース。

シャンプーの後、看護士さんに話を伺ったところ、寝たきりの状態でも、現段階では床ずれはできていないとのこと。そして「日ごろの世話がきちんとできてますねぇ~」と褒めていただいた。僕は「カミさんよりも付き合いが長いんですよ」と、後で考えたらよくわからない返事をしてしまった(笑)。

ジェットバスで気持ちよく全身マッサージを受けたブラッキー。抱き上げたらフローラルシャンプーのいい香りがした。
肉球の炎症も、少しひいたようだ。今日から排便介護の後、なるべくシャワーは使わずに、ウエットテッシュで拭き取る対応で、患部を濡らさないようにしてみよう。

2006年10月11日

最近、ブラッキーの体臭が気になる。もしかすると膀胱炎が再発しているかもしれない。お腹の皮膚も少し赤く湿疹がでている。そしてなによりも、カートの散歩で歩き始めが思うようにバランスがとれず、すぐに体がうつ伏せ状態になってしまう。前脚が関節炎を起こしているんだろうか。そんな思いを抱えて2ヵ月半ぶりにブラッキーを健康診断に連れて行った10月9日(祝)。

結果は、尿検査では細菌がごまんといて、前脚は肉球の一部が真っ赤な炎症状態。普段、散歩から帰ってきて前脚を洗うとき、まったく嫌がっていなかったから気づかなかったその肉球の炎症は、橋本先生がちょっと触れただけで「う"ー」と唸り声をあげるほどだった。

なぜ今まで僕が触ったときに唸り声をあげなかったのだろう?もしや、僕に気遣って痛みをこらえているんだろうか?病院の帰りの車の中でふとハンドルを握りながら考え込んでしまった。
そして、2~3ヶ月ほど前から両腕の肘に1円玉ほどの大きさの円形脱毛症ができている。これは俗に言う「座りタコ」(床ずれまではいかないタコ)。レトリーバーなど大型犬によく見られるものだが、ブラッキーの場合、後足が元気なときはまったく見られないものだった。
これも触っても痛がらなかったので、そのままにしておいたのだが、念のため橋本先生に尋ねたところ、肉球の炎症とは違って痛がらなければ問題ないとのこと。


両腕の、この1点に体重を集中して支えているブラッキー、ときどき体を起こして横向きに寝かせてやるようにしているものの、後足が不自由なぶん、前脚ががんばり過ぎたのかもしれない。

それから帰り道、前脚にかかる体重を少しでも分散できないものかと思い、胸の下になにかしらクッションになるものがないかと、ペットショップに立ち寄ったところ毛布を発見。
ヒョウ柄も「ちょい悪オヤジ」っぽくていいかもしれない。家へ戻ってきて毛布を腕の下に敷いて嬉しそうに笑うブラッキーの横に寝そべると、気がついたら一緒に昼寝をしていた。

翌日から肉球の腫れたところに塗り薬を塗りながら、腫れが治まるまでは1日2回行っていたカートの散歩を1回にして様子を見ることにした。

2006年10月01日

9月29日(金)の夜、ブラッキーが鳴いた。声を出して鳴いた。手術後、声にならないかすれ声でしか鳴けなかったブラッキーが、ひと鳴き、「ワン!」と、鳴いた。
それは、寝返りをうちたがっていたブラッキーを見て、体を起こしてやろうと、突然後ろから体を触ったときだった。ビックリしたんだろう、「なにをするんやぁ~」という声だった。
いや、本当は、何を伝えたかったのかは判らないけど、声はしっかりと、「ワン」とリビングに響いて僕の耳にこだました。
このまま奇蹟を信じたい、そう思った夜だった。