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2007年06月27日

ブラッキー、昨日の朝、
中野の哲学堂で荼毘に付しました。

しめやかに厳かに、
そして思いっきり笑って家内と2人で見送ってやりました。

泣いても泣いても涙が溢れてくるので
ブラッキーがウチに思いとどまらないよう、早く天国に旅立つよう、
最期は「もう帰ってくるなよ!」と送ってあげました。

ブラッキーは本当に幸せな犬でした。
そしていっぱいの幸せを運んでくれました。

49日の法要で土に戻してやろうと思います。

PS
今日、仕事に復帰しました。
お昼休みにリビングに下りてきて、ブラッキーが寝ていた場所にブラッキーの目線でうつ伏せになって寝転がってみたら、庭にあるバラの鉢植えに一輪の赤い花が咲いていました。
昨日、ブラッキーを運びだすときはツボミだった赤いバラ。
そっとブラッキーを見送るように咲いてくれました。

2007年06月25日

突然ですが、昨日、6月24日(日)、午後12時32分。
ブラッキー、15歳+5ヶ月の寿命を全ういたしました。

あいにく僕は仕事で出かけていたので
最期は看取ってやることができませんでしたが、
家内に抱かれ、苦しむことなく永眠となりました。

急変に気付いた家内がタクシーで動物病院に駆け込んだところ
橋本先生、今井看護士さんをはじめ、みなさん、
午前の診察が終わっている時間にもかかわらず
精一杯最後の対応に努力してくださったのですが
病院に到着したときには、すでに心肺停止状態だったとのこと。

電話越しに様子を聞いた僕は
これ以上、無理にブラッキーを引き止めたくないからと、
蘇生をしてくださっている先生に
家内に抱かせてやって欲しいと頼み、そのまま安らかな時間を迎えました。

夕方、病院に迎えに行って半日ぶりに会ったブラッキーは
まるで、眠っているかのようで、
今井看護士さん、松永看護士さんにキレイにしてもらった体はシャンプーの良い香りがして
昨夜は、久しぶりに、家内と僕の間に入って3人で寝ました。

今日は、これから朝、仕事を休めない家内を見送り、
ゆっくり、2人きりでブラッキーと最後の時間を過ごそうと思います。

あっ、僕は、大丈夫です。
ブラッキーは、やっぱり僕のことを想ってくれてて、
僕の不安定な気持ちが落ち着いたタイミングを狙って天界に行きました。
そう、僕に後悔をさせないタイミングまで待ってくれました。

本当に感謝の愛犬です。

今日は涙の大雨注意報だけど傘はささない。
ブラッキーには、情けない姿も見せられるんです。

PS
6/15(金)に更新したトップページ、まだそのままの状態です。
このページのみならず、ホームページにはいっさい家内の写真を掲載したことがなかったのに、何故かこの日は家内に抱かれるブラッキーの写真を選んでいました。
僕がこの写真を選んだのも、虫の知らせだったのかもしれません。

たくさん、励ましのメールをいただきました。
みなさん、ありがとうございました。

落ち着いたら、また、ブログに何かカキコみしたいと思います。

2007年06月14日

今からちょうど1ヶ月前の5月15日。ブラッキーの左眼に穴が開いてしまいました。

朝からなんとなく様子がおかしく、何度も瞬きをしては目蓋をシバシバさせていたので、ゴミや雑菌などが入って炎症を起しているのかなぁーと思いつつ経過をみていたところ、しだいに眼の周りが腫れあがって真っ赤な状態に。そしてお昼を過ぎた頃には目蓋を開けられなくなってしまったのです。

急遽、午後の仕事を抜け出して橋本先生に診てもらったところ、角膜に穴が開いているとのこと。原因は老齢性による栄養不足だろうと。つまり、老化によって眼の毛細血管まで栄養が行き届かず穴が開いたのだろうとのことでした。

そして、それからパピテインとロメワンという2種類の点眼薬を毎日投与するものの、黄色い膿はとまらず、眼の中央が日増しに白く濁っていくばかり。あらためて再び病院に駆け込んだところ橋本先生はお休みで、一緒にブラッキーを担当してくださっている重山先生が診てくださいました。(重山先生は眼が専門)

重山先生によると、ブラッキー自身の治癒力が弱っていることから今点眼している薬が効かないのだろうと。そこで、トプラシンという点眼薬を1種類増やして、さらにブラッキーの血液から血清を採取して、それら4種類を点眼していくことに。

なんとか元のキレイな瞳に戻してやりたい、体を動かせないブラッキーからこれ以上自由を奪わないでくれ!と心の中で叫びながら、毎日2時間おきに4種類を点眼する日々。

血清は治癒力をサポートするまさにナチュラルドラッグで、添加物や保存料はいっさい入っていないので、要冷蔵保存。1.5~3ccの量を3~4日程度で使い切ることが鉄則。各点眼薬は続けざまに投与しては意味がなく、薬が浸透するまで最低でも5分かかるそうで、キッチンタイマーで5分をセットしながら、ピッピッピッと音が鳴ると次の点眼へと進みつつ、そんなこんなで4種類を投与し続けたのです。(順番はランダムでも良いと聞いていたのですが、どれを挿したかわからなくなるので、冷蔵庫に手づくりの点眼メモを貼っておきました)

それから毎週預かっていただくメンテ&定期健診で経過観察していただいたところ、ゆっくりではあるけど少しずつ良くなっているとのこと。

「白目から眼の中央に向かって毛細血管が伸びてるのが分かりますか?これ、治そう治そうと細胞ががんばっている姿なんです」先生がそう教えてくれたとき、ブラッキー自身ががんばっているんだ、生きようとしてるんだと胸が熱くなってしまいました。

そして、現在、眼帯をしたブラッキー。先週6月14日から目蓋を閉じたままにして、目蓋の裏の細胞にも応援してもらって、さらに治癒力を高めようという作戦です。

上下の目蓋を糸で縫って細いプラスチックの筒で眼を閉じた状態をキープ。点眼薬は血清とトプラシンの2種類に減らして眼帯の隙間から投与。肝臓に腫瘍があり、肝機能が低下しているブラッキーにはステロイド系の強い薬は選べない、そう判断いただいた治療法です。(後で聞いたのですが、眼が白濁色になっていったのは、眼が溶けていたとのこと。。。)

ところが一昨日の夜、横に添い寝をしてやると、僕の首にアゴをのっけて遊んできたブラッキー。これが楽しくてしょーがないようで、とても嬉しそうな表情で何度も何度もアゴをのっけてくるものだから、ついつい30分ほどされるがままにしていたら、気付けばほどけた左眼の眼帯・・・。眼を、左眼を、開けながら笑っているではないか。。。

「少なくとも10日間は、眼帯生活。がんばりましょう」そうおっしゃった先生の言葉を胸にかかえて、昨日、再び病院に駆け込んで、新しい眼帯を施してもらいました。

「でも、6日くらいしか経ってないのに、確実に良くなってますね。眼帯効果があってよかったです」

そうおっしゃっていただき、ほっと胸をなでおろしたのでした。

そして、今日もこれから日帰り入院をしているブラッキーを迎えにいくところ。
しばらくは、アゴをのっける遊びはタブーだね、ブラッキー。

PS
犬の雑誌「WAN」7月号のコーギー特集で、ブラッキーの介護生活が紹介されました。(6/14発売=2007年7月号)→こちら

2007年06月13日

首の筋力が低下したことで、自力でフードを食べられなくなってしまったブラッキー。しばらくは後ろから抱きかかえて食器を口元に運んで食べさせていたけれど、今はそれもできなくなってしまいました。(抱きかかえながら食餌が終わるまでの30~40分、ずっとブラッキーを支えていなければならなかったのでかなりの重労働でした)

今は、今井さんに教えてもらったやり方で、フードをある程度ふやかして注射器で与えるように。

リビングのテーブルに毛布を敷いて、枕元にはふやかしたフードだけでは食べないのでヒルズの療養食の「a/d」という缶詰フードと水用タッパ。そして薬を飲ませるときに使うヨーグルト。

注射器は、先端をカッターで切って、切り口をライターであぶってピストンが抜け出ないようにしたものを使います。

口にフードを入れるタイミングが合わないときや、ヘンなところに入ったときはフードを逆噴射するブラッキー。ペッという音とともに枕元や床まで飛んでいくフードたち。。。
缶詰をつけているから吐き出したときに手元はもちろん、周りがベトベトに汚れるので口元に置いた小型シートを何度か取り替えながら食餌をさせるんです。

で、油断すると、オシリからツーと下痢のウンチとか血がたらーっとでてくるので(泣)、ときには上下ダブルでシートを取り替えての食餌タイム。。

ときおり、別の注射器で水を飲ませるものの調子が悪いときはゴクリと飲み込まずに口の横から水がそのまま流れ出ることもあって、、。

そんなこんなで我が家は現在、口元にあてがうティッシュペーパーと小型のペットシートと新聞紙が大量消費状態。

あっ、新聞紙は逆噴射に勢いがあるとき床まで飛んでいくので敷いているんです。。。

PS
なんとか体重をキープしつつ、現在13.6kg。
逆噴射が激しくなると、キレそうになる飼い主ですが(泣)、食餌は元気の素。完全な流動食で流し込む給餌にいつかなるだろうと不安をかかえつつ、あと、どれくらいブラッキーにこういったきちんとした食餌を与えてやれるか判らないかも、、そう思うとこれは貴重な時間だと感じるようになりました。
今日も完食バンザイ!

2007年06月12日

熱くなったり涼しくなったりと、季節が不安定なGWの頃、急変する気候に体がついていけず、ブラッキーは軽い熱中症になってしまいました。
給水器を何度も口元に運び、水分補給を試みるものの、水を飲むチカラもなくなって、ただただぐったりしている状態。あわてて動物病院にかけこんで点滴をしてもらったほどでした。

ペットシートはオシッコの粗相やヨダレは吸水してくれるものの、通気性にとぼしく、というか、かえって密閉されているからブラッキーにとっては暑くてしょうがなかったのかもしれません。

そこで、ペットシートに代わってブラッキーが涼しく眠れるものはないかと思い、WEBで「ハンモック」とか「メッシュ」というキーワードで探したところ、犬用のメッシュベッドをみつけました。さっそく通販でLLサイズを購入して使ってみたところ、これがスグレモノ。

ベッドが床より少し高くなっているので扇風機の風を下から感じることができるし、弾力性があるから重心が左に傾いている体もある程度クッションとなって、上半身がひっくりかえることもなくなりました。

ヨダレが落ちてきても大丈夫のようにメッシュベッドの下に、中型サイズのシートを敷いて、下半身には小型シートを体の下に置いて衛生管理。

ヨダレはメッシュの隙間を通してある程度は落ちてくれるものの、シートにはカナワナイのがタマに傷。ときどきメッシュの穴が泡立て器となってホイップ状の唾液が下のシートに溜まることも。。

でも、このメッシュベッドを使うようになって体調が安定してきたブラッキー。
エアコンで室内を20℃に調整しつつ(20℃くらいぢゃないと、暑がるんです)、枕元に置いた小型扇風機から風を感じて、それでもハァハァ暑がるときは、今井看護士さんに教えてもらったやり方で、脚の付け根やお腹にスポーツ用の冷却剤を短時間あてて冷やしてやる。それは2時間ごとに2Fのオフィスから1Fのリビングに降りてメンテナンスしなければならないけれど、15歳の老犬が夏を乗りきるためには飼い主がガンバラネバ。

PS
にしても、休日、リビングで一緒に過ごすとき、さすがに室温が20℃だと、飼い主たちがキツイ。。。。
先週の日曜日はソファーに横になって毛布をはおりながら「パイレーツ・オブ・カリビアン」のDVDを見てました(笑)。おいおい。

あっ、メッシュベッドの下にある小さいカーペットは、飼い主たちが添い寝をするためのものです。

2007年06月11日

ブラッキーの介護でペットシートとトイレットペーパーとウエットティッシュは3点セットの必需品です。
朝、昼、夕、夜と、1日4回、定期的な排泄介護は、まずは排便から。
スーパーで冷凍品などを入れる薄手のピニール袋を使うのですが、新品のビニール袋を内外ひっくりかえして(内面が真空なので、衛生的に安心なのでひっくりかえす)まずは右手を入れます。そしてひとさし指を立ててオリーブオイルを指先につけてブラッキーの肛門に挿入。

「ブラッキー、だすよー」と声をかけながら、奥にある便を掻き出すのですが、ブラッキーの場合、直腸憩室という病気を持っているので、掻き出したウ○チが肛門の入口付近にある憩室(ポケットのような袋)に残ることがしばしば。最後にそのウ○チたちを取り出すために右回りでひとさし指を2回転。

ただ、直腸は傷つきやすく出血することが頻繁です。介護を始めた頃は、その出血にビビって橋本先生に慌てて問い合わせたところ、出血が止まらないときは心配だけど、そうでないときは直腸の粘膜は回復力も高いので、さほど心配はないとのこと。
これは致し方ないことと毎回出血するたびにトイレットペーパーでオシリを拭いて、ウエットティッシュで最後の仕上げ。

それでも、奥に残っていたウ○チたちが、1日4回の介護の隙間をねらって憩室に民族大移動をしてくるものだから、ブラッキーを体位変換したときなど、肛門から血が混ざったウ○チが顔を出してくるんです(泣)。

なので、ペットシートは重ね敷き。

具体的に言うと、以下の3つの組み合わせ。

・ウルトラワイド型(W90×D120cm)
(↑これはなかなか店頭でみつけられず、コジマさんやユニディさんなど大きなお店で購入してます)

・中型サイズ(W60×D90cm)
(↑一般的にショップで一番デカイやつ)

・小型サイズ(W45×D34cm)
(↑小型犬でよく使うトイレシート)

まずは、床にクッションとなる毛布などを敷いて、その上にウルトラワイド型(W90×D120cm)を1枚敷きます。

排泄以外にも、首を動かすたびにヨダレがでて口元がすぐに汚れるので、これを敷くだけだと取替えにタイヘンだし、不経済なので、ヨダレ対策として中型サイズ(W60×D90cm)を敷きます。

ヨダレで汚れたら中型サイズの汚れた箇所を折りたたんで上に移動すれば、このシートがだいたい2日くらいもつのですが、オシッコ&便のおもらしで下も汚れるので小型サイズ(W45×D34cm)を下半身にあてがって、下の汚れがついたら小型シートだけをとりかえてやる。

体調によって下痢ぎみなときは、小型サイズ(W45×D34cm)を2~3枚敷いておくと、汚れたらすぐに取り替えてやることができて便利です。

あと、水を自力で飲めないので、背中から抱きかかえて給水器を口元まで運んでやるのですが、飼い主に似て、かなりせっかちがゆえに飲みながら水をこぼしまくるので小型サイズのシートをヨダレ掛けのように前脚の上に置いて、体とその下のシートが濡れないようにしてやるのです。

2007年06月10日

S字に変形してしまったブラッキーの体。思えば去年の夏頃から体がこのカタチになっていた・・・。
原因は、あくまでも憶測だが、動きづらくなった右の前脚をかばって(痛いのだろうか)、重心を左に少しずつかけるようになり、体重が左にかかり続けたことで徐々に背骨が変形してしまったようだ。

S字の体は、普通に伏せをしている状態だとバランスがとれず(すでに胸の筋肉もほとんど無い状態)、上半身だけ体がねじれて左側に倒れてしまうから(下半身は完全麻痺)、なんとか状態をキープするためにバスタオルをタテ長にまるめて左脇に入れる。

それでもまだ元気な頃は、動きたくて動きたくてしょうがなくて、首を右に向けてあばれまくって、よくひっくり返っていた(笑)。その姿が苦しそうで、ねじれたまま長時間放っておくともっと骨が変形してしまうから、何度も何度もタオルを丸めなおしてバランスをとるようにしていた。

病院では、今井看護士さんが大きめのバスタオルをまるめて胸の下に敷き、左右両端をさらにくるめて土台をつくり、上半身が安定するようにと、いろいろ工夫してくださっていたものの、病院では優等生のブラッキー、同じように自宅でやってみたが、両端の堤防はすぐに決壊。。。

うーん困ったと、ディスカウントショップで形状記憶型の枕やクッションを何種類か買ってきてブラッキーの胸にあてがってみたが、高さが合わなかったり、形がうまくはまらなかったり、いくらなんでも座椅子は買うなよーというものまで持ち帰ってきて、どれもが無駄な産物となってしまった。
しょうがないので、そのうちの一つ、クマのプーさんのイラストが入った黄色いピロー枕はウンコを排泄するときの僕の座布団で利用中。

それから我が家には、バイキンマンやアンパンマンの縫ぐるみも登場したが、なぜかゴマちゃんは「色が白いから汚れやすいので」という理由でまだ購入にいたらない。

そして今は、以前より暴れなくなったブラッキー。いや、以前のように暴れることができなくなったブラッキーは、バスタオルを左脇にかかえて日がな一日寝て過ごしています。ふぅー。

PS
ときおり下痢をするので病院に連れていくときは紙パンツをしています。
先日、病院のエレベータで抱っこしていたとき、体位変換で腸が刺激されたのか、いきなり大量のウ○チを放出してご迷惑をかけてしまったのです。
だけど、紙パンツは蒸れてしまうから、普段リビングにいるときは着用させません。